2023年1月28日土曜日

大先輩から引き継いで

 沼田町議を通算10期も務めた橋場守さんの通夜へ行き、最後のお別れに。なんと橋場さん作成のポスター原版(木版!)が飾られ、今の党があるのは先輩たちのがんばりがあったからこそと再認識です。お世話になった橋場さんの、やさしい笑顔が目に浮かびました。

 橋場さんを一言で言うなら、まさに「揺らがない人」。党の議席をなくすわけにはいかないと、10期目に挑戦したのが85歳の時。次回選挙で篠原暁さんが立候補し、当選して議席を引き継ぐまで力を尽くしてきました。山登りが好きだった橋場さんの、その気力と健康維持にも驚いたものでした。ちなみに、祭壇も山をイメージして飾られたようです。

 戦争が始まった時は羽幌鉱山、戦後は天塩炭鉱にて働いた橋場さん。党に入ったのは意外と遅く28歳。炭鉱住宅近くの河原で入党式をしたといいます。当時の党は分裂から統一へと向かっていく時期で、橋場さんは「レポーター」(連絡員?)としての活動をしたそうです。浅野炭鉱では、うたごえの活動や労組の書記、さらに保安係の資格が取れて坑内の監督もしていたといいますから、橋場さんへの信頼の厚さが伝わってきました。

 綱領のもとに当時の党は統一と団結を取り戻し、橋場さんは写真のような選挙や演説会ポスターを次々と刷っていきます。もう60年が経つ木版を状態良く残しておくほど、思いを込めて彫られたのでしょう。学んだ書道をいかした力強い文字が、ポスターには並んでいます。橋場さんの選挙ポスターは初めから変わらず、ひらがなで大きく「はしば」と毛筆で書かれたものでした。

 会葬御礼状には、喪主・橋場富美子さんが書かれたのだろう、次のような一文がありました。「日本共産党員として、みなさんのご支持を受けて、十期四十年間町議会議員として働かせて頂きました事は、故人においては誇りでもあり明日への活力になったと思います」「個人は山が好きで山菜をとることを楽しみにしていました。山菜にも愛情をもって接し『莟みのある野草はとってはいけないよ』と云っていました」。

 誰にでもあたたかく、自分の人生と社会進歩を重ねた生き方を最後まで貫いた橋場さん。こういう大先輩の志も、人としての生き方も引き継いで、党を大きくすることで応えていきたい。今日は道自治労連の定期総会で、あいさつにもとまわりました。

 【今日の句】揺るがずの 意味がしみじみ 身に染みる

2023年1月27日金曜日

この道議の力を大きく

 道の来年度予算編成と施策について、党道議団・党道委員会とで鈴木知事への要望をおこないました。真下紀子団長が手交し、宮川じゅん・菊地葉子の両道議も訴え。私も道委員会副委員長として同席しました。

 要望内容は、▼コロナ対策や医療・福祉施策の充実、防災・除排雪対策、▼物価高騰から道民生活と中小業者、第一次産業を守る施策、▼原発依存からの脱却と再エネ拡大、▼ジェンダー平等・人権を守る施策、▼地方交通政策の拡充、▼北海道の軍事基地化を許さない、など44項目(これとは別に「基本姿勢について」の要望)。

 地方選がある年なので、いわゆる骨格予算の編成となりますが、道民生活の切迫さは待ったなし。鈴木知事から踏み込んだ答弁がなかったのは残念ですが、道議を増やすことで実現の道を開きたい。あらためて私もがんばろうと思いました。

 道民目線で道政を厳しくチェック。切実な実態を代弁・反映。そして解決の提案もしてきたのが日本共産党道議団です。北海道は国政にかかわる大きな課題も多いだけに、道議を増やすことが国政転換にもつながります。この力を何としても大きくしたい。

 JRに飛び乗り、町議を10期も務められた橋場守さんの通夜にと沼田町へ。これは明日にでも書きますね。

 【今日の句】安心の明日を みんなが願ってる

2023年1月26日木曜日

渋い歌声が心に響く

 前回は惜しくも議席に届かなかった星こうぞうさんを、必ず町議会へ押し上げよう!と力が入った奈井江町「新春のつどい」。雪が降るなか駆けつけてくださった1人ひとりに、星さんも心を込めてあいさつされました。

 土木現場から運転業務など、幅広く仕事をこなしてきた星さん。だからこそ働く苦労もわかるし、親身に住民の相談にも乗ってきました。前回の落選後も、すぐにリベンジをと決意され、いよいよ地方選の今年。住民と議会の架け橋として、何としても押し上げたい。

 星さんの特技はギター。今日は「シクラメンのかほり」「北国の春」などを披露してくださり、渋い歌声に参加者からも手拍子が湧いて盛り上がりました(距離をとって、マスクを外して歌っています)。4年前のブログでも書きましたが、今日も「街頭宣伝の前にギターを弾いたら」と声がかかるほど。

 町民の願いを実現するとともに、岸田政権への審判をくだすのが今回の地方選。日本共産党の議席奪還で、奈井江町から声をあげようと私からも呼びかけました。最後は勝利めざして、参加者みんなで心ひとつに「がんばろう」で締めました。

 奈井江町のみなさんには、いつも温かく迎えてくださって本当にありがたい。今日も手作りパンとジャム、コーヒーや缶ビールまで、お土産にいただきました。和気あいあい、結びつきの強さを奈井江町で学んでもきました。こういう力こそ、日本共産党の源泉というべき力。この力を大きくするために、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】人柄が 歌声からも 伝わって

2023年1月25日水曜日

鉄路は地域社会の大事な基盤

 厳寒・大雪による被害が出ています。やむを得ない外出など、お気をつけください。暖を取りたくても灯油などの負担も重いし、やっぱり消費税減税など緊急支援を急ぐべきと訴えたい。国会質疑も聞きましたが、くらしの切迫さに心を寄せる岸田首相の言葉が聞かれなかったのは残念です。

 ところで昨日の知内町への移動には、いさりび鉄道(函館-木古内)を利用しました。新幹線の並行在来線としてJR北海道から経営分離され、第3セクターとして運営されています。赤字分は道と沿線自治体が負担しています。

 乗ってみてわかったのは、高校生の通学や高齢者の通院・買い物など、よく利用されているということ。日中は海もよく見えて、私のような仕事利用者も一息つける路線です。新幹線を使えば函館-木古内間は乗り換え含めて30分ほどで、いさりび鉄道は倍の約1時間かかりますが、運賃は3分の1ほどで済みます。

 木古内駅では、写真のような展示もされていました。函館本線のうち山線(長万部-小樽)は、沿線自治体首長が路線維持を断念しバス転換に合意しましたが、通学・通院・観光やビジネスなどを考えれば存続こそ地域維持の道。財政負担を嫌う道の姿勢が、断念に導いたのではないかと思うのです。

 かたや海線(函館-長万部)は日常的な貨物輸送路線でもあり、存続に向けて国も協議に加わるとの報道がされています。一方では地域に負担を押しつけ、一方では本州に必要ならば財政支援をするというのは二重基準ではないのか。各地で利用促進の努力を怠っているわけではないし、国が公共交通維持の責任を放棄していることこそ問題にしたい。

 党は昨年12月に、提言「全国の鉄道網を維持・活性化し、未来に引き継ぐために」を発表しました。鉄路は地域社会の大事な基盤ですし、今日的には脱炭素社会をめざすうえでも必要なはずです。鉄道復権が進む欧州の姿勢に比べて、地元負担できなければバス転換をと迫る日本政府の姿勢をたださねば。

 【今日の句】凍えないために 政治があたたかく

2023年1月24日火曜日

やっぱり議会に必要な議席

 花井やすこさんを再び町議会へ! 告示された知内町議補欠選挙にて、応援に駆けつけました。雪と寒さにも負けず今日も笑顔の花井さんの訴えに、除雪作業をしていた方も手を止めて聞いてくれていたのも嬉しかったです。

 ほがらかで分け隔てなく誰にでも接する花井さんの議席は、コロナ禍や物価高騰で不安と心配を抱える住民にとって頼れる議席。知内町は高校まで医療費無料で、小中学校は給食費無料なのですが、花井さんが議会で声をあげてきたことも力になりました。

 前回の町議選は3票差で議席を失い、あらためて日本共産党の議席があるかないかで大違いと痛感させられました。補選は定数1の厳しいたたかいですが、果敢に挑む花井さんの姿に励まされた方も多い。私もその1人です。

 かつて知内町へうかがった時に、地元木材を活用した学童保育所と温水プールを視察しました。木質ペレットによる暖房が町役場から両施設まで循環し、それが子育て支援と結びついていることも驚きでした。花井さんから学んだことを、私も道内各地で話してきました。こういうネットワークも日本共産党ならではです。

 何より国へモノ言う議席が、今こそ必要。花井さんの議席を勝ち取って、岸田政権の大軍拡を許さない声を知内町から。知人・友人などいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】凛とした声は 寒さも突き抜けて

2023年1月23日月曜日

納得できない施政方針演説

 昨日が投開票の清水町議選挙で、中河つる子候補が2期目の当選。ご支援に感謝です。地元のみなさんも中河さんも、本当におつかれさまでした。新たなスタートですね。

 さて国会ですが、岸田政権の施政方針演説を聞いて、どれだけの方が納得できたでしょうか。外交なき大軍拡の正当化はじめ、国民の信を問わずに推し進める姿勢もハッキリしてきました。

 物価高騰やコロナ禍に苦しむ、くらしや医療・介護などへの支援も不十分。消費税減税やインボイス導入中止など、思いきった対策が必要ではないのか。少子化対策と言うのなら、重い教育費負担軽減を進めるべきでないのか。

 世論を広げながら、地方選での日本共産党躍進で政治転換の声を突きつけたい。今日は移動の1日、到着した木古内町での雪の降り方も結構なものでした。明日は知内町議補欠選挙での応援です。

 【今日の句】異次元の 対策よりも 地に足を

2023年1月22日日曜日

頼れる北広島のベストチーム

 今日は北広島市へ。実績抜群の永井もも・山本ひろみ・人見てつや各市議の3議席を再びと、元気と笑顔があふれる「新春のつどい」。市民の味方を貫く3議席は欠かせないと、私からも強調しました。

 立憲・小岩均道議も来賓あいさつをされ、大軍拡に進む岸田政権の危険性を訴えました。驚いたことに3人へ必勝祈願の為書きを持参されていて、お1人お1人に手渡されました。もちろん会場からは大きな拍手。共闘の積み重ねを実感です。

 福祉職場で勤めた永井市議、豊かな行政経験を持つ山本市議、介護の専門家・人見市議と、地方選に向けての決意表明も力が入りました。市民のいのちやくらしを守る、まさにベストチーム。後援会からも「1人たりとも落とせない」とのスピーチも力強い。

 オープニングは北広島福祉会による太鼓演奏があり、スピーチの後はオカリナ演奏や手品披露で盛り上がり。コロナ禍で「新春のつどい」は3年ぶりの開催でしたが、やっぱり集まって語りあい、交流を深めることは大切ですね。しっかり私も力をあわせます。

 【今日の句】期待値は ボールパークに 負けもせぬ