2018年5月23日水曜日

これで黙っていられるか

 国会へ1年以上も「ない」と言い続けてきた森友交渉記録が、ようやく国会へ出されました。もうウソやごまかしはこりごりです。

 来週28日(月)に衆参予算委員会で集中審議とのことですが、一度の質疑で幕引きなど許される問題ではないはずです。

 森友問題では、昭恵夫人の関与はどの程度あったのか、なぜ財務省は公文書を改ざんするに至ったのか、なぜ国有地を9割引きという破格値で売ったのかなどなど、国民の前に明らかにするべきです。あいまいに終われば、国民の共有財産である国有地を時の権力が私物化できる前例となってしまいます。

 加計問題だって、総理は虚偽答弁をしていたのではないか、柳瀬秘書官も虚偽答弁をしていたのではないか、ウソをついてまで何を守っているのかなどなど、問われています。長年の友人のためにと、政策決定のプロセスを総理がゆがめていたのなら重大です。これも放置されたまま前例となってしまえば、ここでも政治の私物化が横行することになってしまいます。

 自衛隊の「日報」問題も、なぜ大臣まで報告されなかったのかという統制の面と、戦闘であれば自衛隊を撤収すべきなのに、なぜ撤収指示を出さなかったのという検証の面と、問われてくると思います。隊員の命にも直結する問題として、これもあいまいにしておくわけにはいきません。

 一方で国会では、TPP11も短時間の審議で採決し、「働き方改革」関連法案は過労死促進となる内容に批判も強く、このまま採決とは認められません。カジノ解禁法案まで今国会で成立させたいというのでは、じゅうぶんな審議をおこなう国会の責務を果たせないのではないでしょうか。

 公表を今日に合わせてニュース性を薄めようと狙ったのなら、こんなひどい話もありません。どの問題や法案も国会で徹底追及してほしいし、それを支える世論も大きくしなければならない。安倍政権の現状と転換の道筋を知ってもらう活動を、私も強めたいと思う毎日です。

 明日に東京へ行き、明後日には久しぶりに国会へ行って政府交渉をおこなう予定です。テーマはJR北海道問題にしぼり、党道議団といっしょです。その準備もぬかりなく進めたい。

 【今日の句】さあ総理 ホントに膿を 出せますか

0 件のコメント:

コメントを投稿