2020年12月30日水曜日

2020年・私の3大ニュース

 明日も臨時電話相談窓口を開設しますが、今日が党道委員会の一応の仕事納め。毎年恒例の「今年の私の3大ニュース」ですが-ー


 ③第28回日本共産党大会(1月)

 3年ぶりの党大会は、綱領の一部改定という大きな議題がありました。核兵器禁止条約やジェンダー平等など諸国民の声が世界を動かしていることを世界の本流と位置づけ、中国による平和と自由、民主主義の抑圧は共産主義国家とは言えない覇権主義的行動と断じました。資本主義の矛盾に対して米国の若い世代でも社会主義を求める声が高まっているなか、日本共産党が希望ある道を示そうじゃないかと意気高い大会でした。

 前大会に続いて各野党から来賓あいさつがあり、中村喜四郎衆議院議員まで来られたのにはビックリしました。写真は、「共産党入党宣言」をした小松泰信岡山大学名誉教授と、現職だった時に同じ農林水産委員会だった、さいとう和子前衆議院議員。小松先生には質疑の際に参考人として国会にお越しいただき、北海道にも講演会で足を運んでくださいました。大会で交流された全国の発言にも、とても励まされました。


 ②寿都町・神恵内村で「核のゴミ」文献調査表明(8月)

 まさかの突然の表明に、私自身も寿都町に足を運んで片岡春雄町長へ撤回を求めました。8月の際の要請では「町民を二分することは私も本意ではない」と町長も応じられたのですが、正式に国へ申し出る時には「このままでは町を二分することになるので、早く応募することに決めた」。町民が求めた住民投票も、町議会が賛否同数のもと議長が否決してしまいました。周辺自治体と全道から反対の声が沸き起こりましたが、両自治体ではNUMOによる文献調査が始まっています。

 しかし、住民はあきらめていない。寿都町の「会」のみなさんから話をうかがっても、このような一方的な決定には納得できないとの強い思いは変わっていません。日本共産党の幸坂順子町議も、いっしょに議会論戦や住民運動に取り組んできました。まさにこれからの世論と運動にかかっている、この課題。町長・村長の問題にとどまらず、科学的な合意や見通しのない地層処分に政府が固執して、交付金をちらつかせて地方へ「核のゴミ」を押しつけるようなことが許されない。来年の総選挙でも大争点にしなければ。


 ①新型コロナウイルス感染拡大に立ち向かう日々

 写真は4月に、北見市の焼き肉店から話を聞いていたときのもの。後手後手どころか小さなマスク配布(しかも2ヵ月かかって配布)という、安倍前政権のコロナ対策には怒りが沸騰しました。くりかえし苦難の声を聞いて、国の出先機関や道への要請をおこなってきました。各種給付金などが実現する貢献になったと思っています。

 そんな安倍氏が退陣してから、さらに無為無策だったのが菅首相。感染拡大防止への有効な手立てもないうえ GoTo 停止の決断が遅く、国民には自助やガマンを強いながら自分は会食三昧ということにも、強く不満や批判があらわれました。いまだ東京などは最大規模で感染が拡大しており、菅首相ものんきにしてはいられないはずです。

 道内各地でも、日に日に切迫さが増しています。「中小企業を1社たりとも見捨てないで」「病院で働くこともギリギリ、心が折れそう」など、この切実な実態を前に菅首相は心が痛まないのか。腹立たしいことが続く毎日です。それでもあきらめずに、発信や要請をおこなっていきたい。

 日本共産党北海道委員会は明日の大晦日も臨時電話相談窓口を開設して、お困りごとの相談に応じます。私も終日参加します。9時~17時で、電話番号は011-788-4712です。制度を紹介したり苦難を語り合うことで、少しでも先行きが見えればと思います。遠慮なく、ご連絡・ご相談ください。また寒波と大雪の心配もありますので、お気をつけください。

 【今日の句】こんなにも 振れ幅大きい 年だとは

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