
そのなかで目立ったのが、苫小牧での事業参入をめざすハードロック・ジャパン社。IR関係は写真のような模型ぐらいで、あとは外国人歌手の衣装やギターの展示でした。レディーガガさんの格好でのミニステージ(?)もおこなわれていました。これだけ見てると何のブースなのかと思いますが、まずはイメージ優先ということかもしれません。
カナダラウンジでは、ボードの「RG」という言葉が目に留まりました。これは Responsible Gambling (責任あるギャンブル)の意味で、ギャンブル依存・ギャンブル障害があることを認めたうえで入場制限や運営規範、警備、情報提供に責任を持つということです。「健全なカジノ」のように言われるのは、このRGの取り組みなどを指します。

カジノIRジャパンの展示パネルを見ると、マリーナベイ・サンズ(シンガポール)やソレアリゾート・アンド・カジノ(マニラ)の収益規模がありました。総売り上げのうちカジノゲーミングが占める割合は、マリーナベイ・サンズで80%、ソレアリゾート・アンド・カジノは実に91%も占めています。IRの収益はカジノ頼みということを示しています。Integrated Resort (統合型リゾート)の名のとおり、カジノが併設・統合されていることに意味があるんです。
今回のIRショーケースはカジノのカの字もないような感じでしたが、実際は「頭隠して尻隠さず」。このまま本当に誘致していいのか、今年の地方選では大きな争点です。そもそもカジノは米国カジノ業界の強い要請を背景に、日本でも議員連盟がつくられて解禁されたものです。日本共産党の躍進で、この計画をストップさせましょう。
【今日の句】カジノなき IRなど ありえない
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