2013年4月14日日曜日

政府の「女性活用促進」には、注意が必要だ

 昨日は函館、今日は赤平で党と後援会の「女性のつどい」。今日は200人近い方が来られて、楽しい「つどい」になりました。

 それで、少し調べてみました。

 衆議院議員の女性議員の比率は、世界190ヵ国中162位。

 経済や政治分野での、日本の男女平等度は135ヵ国中101位(世界経済フォーラムより)。

 女性の賃金は、多くの国で男性の80~90%なのに、日本では約7割。

 女性の管理職比率は、同じく他国で30~50%なのに、日本では10.6%。

 非正規で働く女性は54.5%。

 仕事に就けても、1人目の妊娠・出産で約6割が退職。

 よく知られていますが、女性の労働力が30代でガクンと下がる「M字型」は、日本と韓国だけです。

 そして子育て、介護と続く、家庭内の負担。

 安倍政権の「日本再生戦略」には、重要課題に「女性の活用促進」とあります。

 女性の役割と力が正当に評価されていないし、社会的不備の大きさがあると認めていることは大事なこと。

 しかし、その中身を見てみると企業の自主的取り組みに任せるばかりで、法整備には踏み込んでません。

 なぜか。

 内閣府・男女共同参画局の検討会で、こういう発言が出ています。

 「(企業の女性活用は)自主的に促進していくことが一番望ましい」

 これは日本経団連専務理事さんの発言です。

 こういう財界の声に押され、日本では女性が低い地位に押さえ込まれてきた。

 ヨーロッパを見れば「フルタイムとパートタイムは労働時間が違うだけで、同じ社員という考え方が根付いている」(スウェーデン)などのように、企業も含めて社会全体が変化しています。

 安倍政権がそこまで踏み込むことは、ありえないでしょう。

 ニューヨークの被服工場で女性たちが声をあげたことから始まった「国際女性デー」は、今年で実に156年。

 確かに女性の権利は広がりましたが、まだまだ日本は世界から見ても遅れた状況。

 同時に、世界を見ても156年も続く運動というのも多くはないはずです。

 女性の粘り強さが、世界を、社会を確かに変えている‥‥のですよ!

 【今日の句】 男性も 負けじと努力 してるけど

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