2016年1月21日木曜日

大臣の責任も、総理の責任も

 甘利TPP担当相の金銭疑惑の記事を読みましたが、事実であれば重大です。大臣本人の真摯な説明が必要ですし、総理も甘利大臣まかせにしてはなりません。

 今日の参院予算委員会でも、日本共産党は田村智子議員が、そして各党からの質問もありました。

 甘利大臣は「正確に把握して説明する」という主旨を述べるにとどまり、同時に、法に反することはしていないとの答弁も。

 正確に把握せずして、なぜ法に反していないと言えるのかはわかりませんが、任命した安倍首相も大臣まかせにせず真相を国民の前に明らかにするよう責任を果たすべきと思います。

 大臣室に入室したとの記述が記事にはあるので、記録を確かめればハッキリしてくるでしょう。

 今日は衆院本会議で、18歳選挙権施行にともなう公選法改正案を全会一致で可決しましたが、肝心の議員・政党が不信を招くようではダメです。

 そういう面からも、しっかりと役割を果たさなければと思っています。

 明日も衆院本会議があり、いわゆる「政府四演説」を聞きます。

 これは、①総理の施政方針演説、②外務相の外交演説、③財務相の財政演説、④経済財政担当相の経済演説で、安倍政権の基本方針となるものです。

 問題は④の経済演説で、甘利大臣が担当となるわけですが、疑惑への説明次第では大臣としての資格とセットで問わなければいけなくなるでしょう。

 もちろん総理の施政方針が、国民の願いと照らして反していないのか--が中心的な問題ではあります。

 戦争法(安保法制)、消費税、社会保障、TPP、沖縄、原発、東日本大震災‥‥山積する重大テーマ。

 先週の予算委員会で質問の出番はありましたが、これから審議が本格化するなかで緊張感も高まります。

 【今日の句】 またこれが 政治不信の 引き金か

0 件のコメント:

コメントを投稿