2018年5月14日月曜日

やっぱりガツンと国会で

 「テレビを見てたら、腹が立って腹が立って」。衆参予算委員会を見ていたという2人が、同じ感想を口にしました。昼の札幌豊平区「女性のつどい」でのことです。

 腹が立った相手とは安倍首相。森友・加計問題は、もはや関係者の証人喚問などで明らかにしていくべき状況なのに、政府・与党が一体となって隠そうとしているのではないか、という思いだったそうです。同じ思いでテレビを見ていた方も、きっと多いのではないでしょうか。

 森友問題では新たな資料が見つかったと言いますし、加計問題も柳瀬氏の答弁に納得していない方が7割以上という世論調査もあります。ここで幕引きだなんて許されません。ことは政治の私物化を許すかどうか、という重大問題なのですから。

 女性のつどいは池田ゆみ札幌市議も参加して、珍しくテーブルごとに分かれてトークスタイルに。各テーブルにテーマがあって、私のところは「食と農業」。「実家が農家ですが、今の農政で続けられるのか」「子どものアレルギーが増えている。食の安全が心配」などなど意見が出され、私からは実際の国会論戦や安倍政権の食料政策などを紹介して、この分野でも政治の転換が必要だと話し合いました。

 特に大事だと話が出たのが、生産者と消費者の連携でした。お互いの要求や実態を交流するなかで、政治を変えることの大事さも共有できると思うのです。食とは命。もっと食の問題で、たくさんの議論が起きてほしいと思っています。

 国会ではTPP11の審議が始まっています。まさに食と農、食の安全が脅かされる心配があります。そのうえで米国とも2国間交渉となれば、さらに規制緩和や農産物輸入が進んでいくことになります。そんな日本で本当にいいのでしょうか。

 生活の大変さから、わかっていても外国産の安い農産物や加工食品に手が行くという現実もあります。国民全体に広がる貧困の実態や、食を市場にまかせ続けている矛盾が、このような形で表れています。「やっぱり畠山さんには国会で訴えてもらわなくっちゃ」との激励に、しっかり応えたいと思いました。

 【今日の句】ごまかしが 日常となる この異常

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