2022年9月26日月曜日

疑問の声は、やっぱり大きい

 安倍元首相の「国葬」を前に、警備強化の報道が続いています。今日の街頭宣伝でも関心が高く、拍手をしながら歩いていく方の姿も。総がかり実行委員会による反対集会も、熱気を帯びました。

 岸田首相が「ていねいに説明する」と言っても、ますます反対の声が広がりました。首相の説明に説得力がないし、そもそも法的根拠がなく、安倍氏だけを特別扱いすること自体への反感が広がっているのでは。

 安倍氏の政治姿勢や政策だけでなく、統一協会との癒着も浮き彫りになり、それなのに「国葬なの」という素朴な疑問だと思うのです。その疑問に岸田首相は、まったく答えていない。弔問外交は理屈の後付けですし、外交なら先日までの国連総会の場こそ生かすべきではなかったのか。

 静岡県で台風15号による断水が起き、今も解消されていません。浸水被害も甚大です。こういう時にこそ予備費の活用をしたいと言えば、国会でも与野党を問わず協力して審議も進むはず。一方で、これだけ反対が多い「国葬」に予備費を使うことには納得できないし、そもそも国会質疑も十分ではありません。

 明日も市民による反対集会が予定されています。元衆議院議員ということで私にも案内状は届きましたが出席せず、いっしょに明日は反対の声をあげます。弔意なら、参院選候補だった私は何度も、街頭で哀悼の意を表明しました。しかし、政治的には評価などできない安倍氏を特別扱いし、その葬儀まで政治利用するようなことは許されません。

 原発問題全道連絡会の宣伝や、医療関係団体の後援会での報告などフル活動。党を強く大きくする活動にもがんばりたい。今こそ日本共産党が、新しい政治の担い手として力をつける時です。

 「国葬」や統一協会の問題、コロナ禍の無為無策、物価高騰への後手後手ぶりなどは岸田政権の行きづまりだけでなく、自民党政治そのものの行きづまり。しっかり政策と行動を積み重ね、何より党を強く大きくすることに力を尽くしたい。

 【今日の句】予備費なら 災害支援を 優先に

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