2011年1月2日日曜日

元旦の社説を、私なりに読んでみた

 遅ればせながら、全国紙3紙(朝日、毎日、読売)の元旦社説を読み込みました。

 この元旦社説の方向性が、1年の報道を決めていくだけに、注意深く読み込まないといけません。

 共通していたのは「消費税増税を含む税制改革」「日米軍事同盟の深化・強化」。

 そして社によっては民主党に対して「国民との公約を見直せ」と、国民主権を何だと思ってるかとのような表現まで。

 自民党との大連立も持ちかけるにいたっては、救国を大義名分にした「翼賛体制のススメ」のように読めます。

 年頭から厳しい言葉ばかりで申し訳ないのですが、何だか読んでるうちに疑問が大きく膨らみまして。

 日本を「通商国家」と定義して、アジア各国の成長力に依存していく道を提起するが、大企業の利益追従を是認して労働者と家計への負担を正当化していいのか。

 近隣諸国を「脅威」一辺倒にみなして、外交手段より日米軍事同盟を優先させることが、日本外交をさらに弱体化させることにならないか。

 高成長より持続的・安定的な経済と、緊張関係を緩和するだけの道理と柔軟性を持った外交が、日本の進むべき道の1つだと私は思います。

 多くの方とも今後の日本の道を語り合い、草の根から革新の声を大きくしていきたいと、あらためて痛感します。

 【今日の句】 成長の 言葉に惑わず 地に足を

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