2018年12月24日月曜日

どの子にもあたたかく

 消費税法の成立から30年、あらためて増税ストップ!をと宣伝に。東京では学者・著名人らの「増税ストップ!ネットワーク」も結成されました。

 チラチラ雪も舞うなか、お買い物や観光の方も多い札幌駅周辺。安売り店を探し求め、ポイントをためてから買うなど生活防衛が進むなか、今回の増税は打撃になること間違いありません。5%→8%への増税が4年前なので、来年に増税するとなれば5年のうちに消費税が倍増するということになるのです。

 それだけ負担が重くなるのだから政府が対策を打つわけで、しかも継ぎはぎだらけの内容だから混乱も間違いなし。世論調査で反対が多数になるのも当然です。そもそも返すくらいなら増税しなければいい。署名に応じてくれる方もいて、関心の高さを実感しました。今からでも中止の政治決断を!

 くらしの大変さを実感する相談も受けました。道立高校に通う子を持つお母さんから、宿泊学習の費用が高いという内容です。生活保護を利用している世帯で、市保護課へ申請しましたが却下されたばかり。太田秀子市議と、話をうかがいました。生活と健康を守る会にも相談されていて、会のニュースに手記も書かれていたので一部転載します。

 ‥‥先日もスキー学習2泊3日で29,700円の支払いを致しました。手元に残ったのは1万3千円ほどです。これからクリスマスといろいろありますが、何もしてあげられません。なさけない親です。‥‥
 ‥‥石油も高く、子どもが夜遅くまで勉強するのも8時までストーブつけるとの約束です。その後は、子どもはダウンジャケットを着て勉強してます。私たち生活保護者は国のお荷物なのでしょうか!‥‥

 国会でくだらない答弁をする大臣・議員への怒りも書かれていましたし、話のなかでも「このうえ消費税を増税するなんておかしすぎます」と憤っていました。当然です。取りやすい庶民から搾り取り、超富裕層や大企業には優遇してカルロス・ゴーン氏のような金の亡者まで生み出していく、今の日本の理不尽な税制。今日のような相談を受けると、ますます安倍政権のひどさを痛感します。

 今日はクリスマスイブ。家族で団らんし、子どもはプレゼントを楽しみにしている家庭もあることでしょう。一方で、貧困と格差が広がるなか今日の相談者のように子どもとクリスマスを喜べない家庭もあります。少なくても、子どもには何の責任もない話です。今日の相談の件で言えば、宿泊学習は指導要領で定めている内容なのだから、見合う分の支給など当然ではないのでしょうか。

 キーボードをたたきながら、あらためて安倍政権への憤りが湧いていきます。くらしを守れ、子どもを守れ!

 【今日の句】増税も 総理もやめれば 解決だ

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