2018年12月23日日曜日

農業は生命産業

 今日の「しんぶん赤旗」で、岡山大学大学院・小松泰信教授の「隠れ共産党宣言」の書評を掲載させていただきました。おすすめの1冊です。

 小松先生には、国会での参考人質疑の際に来ていただきましたし、北海道にも講演会にて足を運んでくださりました。ユーモアを交えながらも農業破壊の安倍政権を許さない熱い訴えは、どこの会場でも大好評でした。その熱が、本書を通じても伝わるはずです。

 昨日の旭川キャラバンで「つどい」をおこなった東鷹栖は米作農家の多い地域。「食料自給に責任を負わない政治でいいのか」「安定的に食料を供給する誇りをもって、この集落で生きてきた」と次々に語られた内容を、安倍首相に直接聞かせたいほどでした。今年は悪天候による不作も重なったため、もうけ優先の安倍農政に対する視線はいっそう厳しくなっているのです。

 農業は「人間の命にかかわる生命産業」(小松先生)。国民を飢えさせない立場に立つのなら、水や食料を守ることは政治の基本だと私も強調したい。しかし水や食料さえ、もうけの対象として自由化や民営化の嵐のなかへ放り投げてきました。その結果が、食料自給率を38%への低下ではないのでしょうか。

 食を粗末にする国に未来なし!

 【今日の句】なめんなよ 地方の眼力 小松節

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