毎月1日は「北の鉄路存続を求める会」の宣伝に、労働争議の解決めざす「一の日行動」。地域も労働者も切り捨てるな!との思いが交流され、私も心ひとつにマイクを握りました。国鉄闘争支援から33年、たたかいをみんなで支え合う伝統は続いています。
鉄路宣伝では留萌本線の沿線自治体・沼田町から篠原暁町議、公共交通・安全問題研究会の地脇聖孝さんが、それぞれスピーチ。チラシの受け取りも良く、署名に応じる方の姿も多い。どんどん鉄路がなくなっていいのかと、みんな疑問や心配を持っているんです。
自民党の整備新幹線等鉄道調査会が、JR北海道とJR四国に対する提言をまとめたとの報道がありました。中心は、不動産や小売りなどの非鉄道事業を拡大せよとのこと。国は「非鉄道事業への投資戦略を全力で後押しすべき」と、鉄路を切り捨てろと言わんばかりです。
こうやって公共基盤が失われ、地域の疲弊や人口減少が起きたのではなかったのか。地域切り捨ての新自由主義に、正面から立ち向かう力が必要だと痛感しました。北海道で日本共産党の衆議院議席を回復する意味は、とてつもなく大きいのです。
「一の日行動」では、福祉職場やハイヤー・タクシー、予備校講師の労働争議が報告。また、今日はJAL被解雇者労働組合(JAL争議団)も来札・報告されました。年齢や病気を理由に不当解雇とされ、たたかいは13年目になりました。山口委員長の報告を聞いて、当時の理不尽さをあらためて腹立たしく思いました。
働く人を切り捨てる効率優先の考えは、鉄路の切り捨てと根っこは同じ。だから社会は不安定化するし、富が一部にも集中するのです。同じく争議団の石賀さんから「真の問題は、後から表れて出てくるんです」と聞いた言葉どおり。
長時間労働や賃金未払い、理不尽なハラスメントなど、働く人の健康や人権を踏みにじることも当然許されない。それに立ち向かう労働組合の存在意義と、団結の力を再確認です。
国鉄闘争の時から参加してきた私にとって、「一の日行動」は原点に立ち戻らせてくれる大事な場。明日もがんばりたい。
【今日の句】尊厳を掲げ たたかう誇り知る
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