2024年6月21日金曜日

子育て世代のリアルな声を

 今日は札幌市手稲区での公園対話から始まり、子育てをテーマにしたX(旧 Twitter)でのスペースまで、子育て世代・若い世代と語り合う1日に。勤医協西区病院では500回を超えたという連日のスタンディングにも急きょ参加して、職員のみなさんとも懇談・交流させていただきました。

 わが家にも大学生・中学生の子がいて、教育費や物価高が堪える毎日。佐々木明美・前市議とアンケートを通じて話を聞くと、「いろんな費用がかかって大変です。2人目はどうしようかと(考えている)」という声も。不妊治療を経て出産されたという方は、医療費負担の重さを口にされていました。

 子育て支援とともに「介護・年金」に関心があると、マルをつける方も意外と多い。理由を聞くと「リウマチのある60代の母が、80代の祖母を介護していて大変そう。年金も少なく生活の大変さを聞きます」(30代の方)と、リアルな実態を話されていました。ダブルケアに直面する世代でもあるのですよね。

 出産を控え保育士を退職されたという方は、保育や介護分野での賃金の低さを話されました。子育て支援の充実は必要ですが、そもそも安心してくらせるだけの賃金がなければ、出産の選択どころか生活の不安が先に立ちます。しかも日本は、女性に対する賃金格差が大きすぎます。しっかり国政へ反映させなければ。

 北区・東区での街頭宣伝では、シールアンケートやリレートークなどにも取り組みました。高校生の帰宅が多い時間帯でもあったことから、シールは学費・授業料を下げてほしい欄に多く貼られました。若い世代はもちろん、教育費は子育て世帯ににとっても重要な課題。実現に向けて、いっしょに力をあわせていきたいです。

 飛び入りでマイクを握った高校生が真っ先に触れた話は、ストリートチルドレンの存在でした。どれだけ経済的に豊かになっても、貧しい子どもたちがいるのはなぜなのか。そんな素朴な思いが出るのも当然だし、正面からの問いかけに政党・政治家が応えなければならないはずです。

 理不尽や不公正を「おかしい」と思っても、ふだんの生活で口にする機会は少ないでしょう。そんな空気が日本を覆っているし、話せば「意識高い系」など揶揄されるのもイヤなもの。しかし、勇気を出して「学費を上げないで」「ジェンダー平等を」などの声もあがっています。実現へ、いっしょにがんばりたい。

 スペースでは、子育て世代でもある千葉なおこ道1区予定候補・新婦人道本部の油石奈々子さんとで、先月の続編ともいうべき内容に。教育費負担の重さはもとより、自治体ごとに違う医療費や学校給食費、部活動や校外学習などなどの「隠れ教育費」と、こんなにお金がかかる日本でいいのかとの話となりました。

 親の立場からすれば、子どもたちの夢や希望、やりたいことはかなえてあげたいもの。しかし、お金のことであきらめざるを得ないという現実が、この日本に蔓延しています。お金のやりくりに苦しむ親の姿を見れば、次の世代が子育てに躊躇するのも当然で、国が本気で少子化対策をするというのなら、本気で子育ての負担を軽減するべきです。

 子育て世代のリアルな声や実態を届ける、日本共産党の議席回復を必ずとの思いを強めました。

 【今日の句】子育ての 自己責任も 乗り越えて

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