2025年1月7日火曜日

早く「人権後進国」の日本を変えよう

 党道委員会の会議で新春の決意を固めあい、夜は自由法曹団道支部の新春の集いへ。道内の労働・人権などをめぐるたたかいを学び、交流も深める大事な会なのです。

 今年は袴田事件を通じての再審法改正に向けた論点について、詳しい報告がありました。団長の佐藤博文弁護士からは、新しい政治状況に触れて自由法曹団としても役割を果たす旨のあいさつも。

 日本共産党からは紙智子参議院議員が連帯あいさつ。参加していた私と宮内しおり道選挙区予定候補、丸山はるみ道議、田中啓介札幌市議、酒井隆裕小樽市議も壇上に並びました。

 自由法曹団の設立は、日本共産党創設の1年前となる1921年。神戸における労働争議の弾圧に対する調査団が契機となり、結成されたとHPに記されています。基本的人権や民主主義を守るたたかいには、自由法曹団の弁護士の姿があります。

 これまでも争議や国賠訴訟の報告から、日常の法律相談やくらしの安心まで話題になってきた、この集い。さまざまな話のなかで「もっと司法について国民的関心を。そのために私たちの活動も」との話も、しっかり受け止めたい。

 市民運動や司法の場、そして国会での連携が強まれば、実現のチャンスが生まれています。その役割を、しっかり私も果たしていきたい。はやく「人権後進国」の日本を変えましょう。

 【今日の句】今年こそ 男尊女卑よ さようなら

2025年1月6日月曜日

巳年は、政治も変化の年に

 紙智子参院議員・宮内しおり道選挙区予定候補と仕事始めにあたっての街頭宣伝に始まり、北農中央会の交礼会などあいさつまわり、道原水協などと核兵器廃絶に向けた街頭宣伝、夜は党道委員会の党旗びらき。あらためて今年は変化の年にしたいと、語り合いました。

 湿った雪の朝でしたがチラシを受け取ってくれる方や、通りすがりに「がんばって」と激励してくださる方など、反応はあたたかい。宮内さんも予定候補と発表されて最初の演説でしたが、元気な第一声を響かせました。

 私からは、昨年末に成立した補正予算は、能登の復旧関連予算より3倍もの軍事費が計上されたことを強調しました。自然災害だけでなく物価高などでも国民生活が苦しいもと、税金の使い道をくらし優先に切りかえなければなりません。

 すでに衆議院では少数与党ですから、今年の参院選は何度強調しても足りないほど、重要な政治戦になります。その時に、自民党政治をおおもとから変える日本共産党が伸びることで、必ず「国民が主人公」の政治へ変わります。

 今年は巳年。脱皮するヘビと重ねて、巳年は「新しいものに生まれ変わる」年と言われます。各地のあいさつでも同じような話題になり、政治も変化の年にしなければ。

 被爆80年の今年こそ、核兵器禁止条約の批准へと進む年にもしたい。道原水協の宣伝には長崎で被爆した宮本須美子さんもマイクを握り、核廃絶への世論を広げるべく、日本被団協で被爆の実相を語り広げていくとスピーチされました。

 ノーベル平和賞の受賞は「被爆の実相を、世界が受け止めてくれた」からと宮本さん。本当は真っ先に受け止めるべき日本政府が、米国の「核の傘」に依存しているのが恥ずかしい限り。党を代表して紙議員が、条約批准へ進めようとスピーチしました。

 道党旗びらきは、清末愛砂・室工大教授と紙智子参議院議員との新春対談という形式で、私が進行役を務めました。昨年の総選挙から臨時国会に至るまでの変化のプロセスを、今年は前に進められるか、ざっくばらんに語り合いました。

 紙議員は「市民の声が政治を動かしている」と、臨時国会で多くの要請行動があったことをリアルに報告。日本共産党も切実な要求実現や政治変革へ力を尽くすと述べました。

 清末先生は、若い世代にあきらめがあるなか「地道な声がけ、対話が大事」と、ご自身の体験も含めた話に会場からは笑いも。憲法にもとづきブレることがない点で、日本共産党を評価くださったことにも励まされました。

 選択的夫婦別姓のように長く運動してきたことが実現できるチャンスがある一方で、軍事大国へまっしぐらという危険性もある政治情勢。清末先生の「いつも防衛の名で軍拡」という一言が、ズバリ本質を言い表しています。

 やっぱり巳年は、政治も変化の年に。私もがんばります。

 【今日の句】新春の 決意を夏に 実らせよう 

2025年1月5日日曜日

三八豪雪を忘れず

 豪雪に襲われている青森県では、雪下ろし中に転落で亡くなる方も。あらためて「雪は災害」との認識で、国も財政・施策の支援を進めてほしい。北国に住む者にとって、雪害は命にかかわるものなのです。

 忘れてならない「三八豪雪」。雪害として初めて災害救助法が適用された、1963(昭和38)年の豪雪です。

 北陸地方を中心にくりかえし雪雲が発達し、全国各地で記録的豪雪になりました。雪崩や住宅倒壊での犠牲や、自衛隊の救援ヘリの墜落事故もありました。

 集落の孤立が相次ぎ、これで大地震などに襲われたら犠牲は広がったに違いありません。当時の教訓が、今の除排雪行政につながってもきました。

 明日には気温も上がるようで、雪崩や融雪被害も心配されます。晴れてからも災害の不安があるのが豪雪なのです。

 青森県はもとより全国的に、人員不足などで体制の困難も強まっています。防災省構想も結構ですが、地方自治体レベルでの実効性こそ。私も声を上げていきたい。

 【今日の句】重き雪 命にかかわる 認識を

2025年1月4日土曜日

この勢いで参院選へ

 党本部での党旗びらきから、埼玉・神奈川へスタートダッシュ。比例予定候補+伊藤岳参院議員(埼玉)・あさか由香(神奈川)の各選挙区予定候補と、そろって街頭演説。寒い風のなか、多くの方が足を運んでくださいました。

 比例予定候補がそろっての動画撮影も先立ってあり、昨日から上京していました。雪はなくても、どこでも冬は寒いものですね。

 党旗びらきは田村智子委員長が、昨年1月に党委員長となってからの実感や体験と重ね合わせた挨拶。党HPから聞けますよ。

 最後に比例予定候補が壇上にそろって「団結がんばろう」。意気高い党旗びらきになりました。

 埼玉県はJR浦和駅前にて。伊藤岳参院議員は小池書記局長曰く、マイナ保険証強制・現行保険証を残せと河野前デジタル相に厳しく迫ってきた「天敵」です。

 比例5議席とともに、何としても無くせない現職・伊藤岳さんの議席。今日もひときわ大きい応援がありました。

 神奈川はJR桜木町駅前で。今度こそ国会へと、あさか由香・選挙区予定候補の訴えも力強い。子を持つ母として、教育費の負担軽減や学校給食費無償化をと訴えました。

 比例予定候補の5人は、それぞれが持ち味を生かしての演説。だんだん熱気を帯びた雰囲気にもなり、この勢いで参院選では躍進を勝ち取りたい。

 「天売診療所の先生には、お世話になったんです」という方も。先生は「しんぶん赤旗」日刊紙に月1回の寄稿をされているのですが、いろんな縁が各地にあるんですね。

 先ほど雪の北海道に到着。やっぱり寒さが違いました。

 【今日の句】元気よく ベストチームで 春を呼ぶ

2025年1月1日水曜日

能登のくらしと生業を支えて

 今年もよろしくお願いします。元日は札幌市内で、紙智子参議院議員と新春宣伝。佐藤綾・吉岡弘子の両市議、伊藤りち子・元市議や地域の後援会のみなさんと元気に、新年のあいさつと今年の決意を述べました。

 雪が時々ちらつくほかは日差しもあって穏やかな日で、寒さが厳しい例年より参拝へ向かう方も多いような。チラシもずいぶんと受け取ってくださいました。

 新年とは言え素直に喜べないのは、大地震と豪雨被害に襲われた能登地方を思うからこそ。まさか元日の大地震だなんて、自然災害は時と場所を選ばないのだと痛感しました。

 復旧・復興の遅れも著しい。自治体職員や作業員はじめ現地のマンパワーは不足しているし、くらしや生業の継続的支援も必要です。なにより住居の確保を最優先に、国が役割を果たしてほしい。

 しかし昨年の補正予算では復旧・復興費の3倍以上も軍事費に費やすなど、向いている方向が違うとしか言いようがない。この寒い冬を避難所などで過ごしている方が、能登地方には多くいるのです。

 石破政権になっても結局、自民党は自民党。財界・大企業の利益が最優先で、だから企業・団体献金の禁止にも背を向けています。裏金事件と被災地置き去りは、根っこでつながっています。

 今年は夏に参院選を迎えます。先立つ東京都議選も、大きな政治的意義を持ちます。自民党政治を変えるなら、やっぱり日本共産党。政策や値打ちを、わかりやすく広げていきたい。

 ぜひ「しんぶん赤旗」も、お読みください。日刊紙は、今日は志位和夫議長のインタビュー、3日付けは田村智子委員長と角田由紀子弁護士の対談と読み応えある記事が並びます。

 4日付けは、5人の参院比例予定候補座談会(昨年末に上京したのは、このためでした)も掲載されます。ご購読されている方は、ぜひお知り合いにお広げくださいね。

 【今日の句】復興の壁に 政治がならないで