2016年11月5日土曜日

TPP審議状況(11/4)

 結局、TPP特別委員会は開会強行・採決強行! 衆院議長からも「平穏じゃない」と言われるほどで、これぞ数の力にまかせた暴挙ではないですか。

 今日の流れは、やや複雑なので少し整理して書くと--

 ●まず順番では、13時・本会議、13時30分・TPP特委という予定でした。

 ●本会議は議院運営委員会で内容を決めるのですが、その理事会でTPP特委の職権立てについて野党側から意見があり、議運委員長からも「努力したい」話があり休憩に。

 ●全議員を拘束する本会議が開かれる前に、各個別の委員会が開かれるということは本来ないはずです。

 ●ところがTPP特委は、13時30分の予定だから理事会を開く(!)と。

 ●私からも衆議院規則を引いて、本会議を開くさなかで委員会を開くとなれば、議長の裁決が必要なことになるのではないかと指摘。

 ●休憩と議論をおこなうなかで、与党側からは「まだ本会議は開いていないのだから、委員会を開くことは可能」と、私からは「本会議は13時から開くとしていたのだから、TPP特委を開くのはおかしい」と繰り返し主張。

 ●平行線のなかで委員長から「開く」こととなり、それでは我が党としても応じられないと理事会で最後まで抗議。

 ●民進・共産で抗議するも委員会の開会は強行され、維新の質問だけはおこなわれ、さらなる抗議で委員長の声も聞こえないはずのなかで採決(?)。

 ●野党4党の国対委員長が衆院議長のもとへ申し入れに行き、議長も「平穏ではない」と表明。

 ●結局、おこなわれるはずだった本会議も、再度の議院運営委員会で委員長が陳謝もし、本会議は開かれず。

 国会の仕組みはわかりにくいことと思いますが、そもそも発端は山本農水相の暴言だったのに、政府側からは何の弁明も進展もないわけで、それなのに委員会を進めるだなんて、おかしいのです。

 議会制民主主義は、一体どこに行ったのでしょう。

 立法府として、このような進め方は与野党を問わず、いかがなものかと思います。

 この時間に至るまで、私も疑問と怒りと悲しみとが交錯しています。

 本来ならば今日は私も質問に立つはずで、昨日も準備を進めてきました。

 このような結果は、やっぱり悔しい。

 まだ本会議が残ってはいますが、このままTPP批准に突き進むなど容認できません!

 【今日の句】 官邸の 思う通りに させはしない

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