2016年11月2日水曜日

TPP審議状況(11/2)

 昨晩の山本農相発言はとんでもない! 今日のTPP特別委員会の審議・採決はなくなりましたが4日に開会強行、だなんて!

 すでに報じられていますが、山本農相が自民党議員のパーティー席上で発言した中身は以下のとおりです(主旨)。

 ●森喜朗先生から「お前、冗談を言うなよ」と言われた。こないだ冗談を言ったらkウビになりそうになった。

 ●JAの方々が大勢いるようだが、明日でも議員の紹介で農林省に来ていただければ、何かいいことがあるかもしれない。

 以前の「強行採決」発言について撤回と謝罪をしたはずなのに、あの発言は「冗談」だったと言い放つなんて、まったく反省していないではありませんか。

 真剣に審議してきた国会を、これほどバカにするような発言もない。

 しかも後半は、利益供与・利益誘導かと思われるような発言であり重大です。

 今朝から4野党は国対委員長会談を開き、①大臣の辞任、②今日の委員会は開かない、ことを確認し要求。

 その後の自民・民進国対委員長の話し合いで、自民・竹下国対委員長は「辞任の要求は官邸に伝える」「今日の委員会は開かない」と発言。

 午後からTPP特別委員会の理事会を開き、「今日は開かない」ことを決めるのみ‥‥のはずが!

 今後どうするのか自民・民進の国対委員長会談で話し合われた際に、自民から「4日に締めくくり質疑を」との提案がされ、民進が拒否し決裂したところで一気に事態は進みました。

 17時15分に理事会が開かれ、与党筆頭から4日(金)13:30での締めくくり質疑が提案。

 もちろん共産・民進は「承服できない」「認められない」と強調し、私からも先ほどから書いている点のとおり大臣の発言は重大で、締めくくるような状況ではないと強く主張。

 今回が2度目の暴言で、前回は委員会の職権開会が連発されて議員運営委員長があっせんに乗り出す事態にまでなって審議を進めてきたのに、今回はさらにひどい発言の後の職権開会だなんてありえません。

 くり返しくり返し抗議と反対を述べるなか、与党からも「大臣の発言は確かに残念だが、時間を積み重ねる中で採決の時期を迎えている」との発言がくり返され、応酬に。

 最後には塩谷委員長から、「私としても採決の時期と考える」ことから職権での開会セット。

 民進党は抗議して退席し、私は残ってからも「野党理事が欠席するなかで、締めくくり質疑を職権でするなどあってはならないことだ」と厳しく抗議しましたが、職権でのセットは変わらず。

 本当に腹立たしい限りですが、ここまで強行路線を敷いているのは官邸なのかと思うと、さらに腹立たしさが増してきました。

 冷えてきた東京ですが、日中から抗議の座り込み、夕方には院内集会と路上集会もあり、国会内外で力を合わせて必ず批准を阻止しようと私からも国会報告と決意表明。

 結局、農水大臣は居直る格好となり、安倍首相の任命責任についても知らんぷりだなんて。

 TPPの中身自体は重大ですが、このような強硬姿勢はひどすぎる。

 ぜひ、まわりの方に政府・与党の横暴ぶりを広げてください。

 各地で、採決反対の声を広げてください。

 国会へ、みなさんの声を集中してください。

 私も国会でもがんばりぬきます。

 【今日の句】 反省も なく強行の 横暴さ

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