2019年10月8日火曜日

島を支える苦労をともに

 鴛泊ターミナル付近で宣伝してからフェリーに乗り込み、今日は礼文町へ。風はあるものの暖かく、時間いっぱい島内をまわりました。

 ターミナルで出迎えてくださったのが無所属の堀内進町議。選挙では掲示板にポスターを貼ってくださるなど何かとお願いに応えてくださっていたので、ようやく直接お礼を述べることができました。

 同じ無所属の畠中克茂町議が吉岡弘子札幌市議と親戚関係であることが昨日わかり、厚かましくも堀内町議にお願いして連絡を取らせていただきました。畠中町議は自宅にまで上げていただき、しばし町のことも含めて懇談。いろんな縁があるものなんですね。

 町役場は小野徹町長が出張中のため、総務課長さんにごあいさつ。道立礼文高校が来年度から全国から募集をすることや、新規漁師の家を町単独事業で確保する取り組みなどを伺いました。

 礼文町は海岸線からすぐに礼文岳がそびえる地形であるのに加えて、災害対策の基準が重なり家を建てられる場所が限られるのです。町の基幹産業である漁業を支えるのに、様々な努力がされています。

 香深漁協・船泊漁協にも足を運び、ごあいさつ。香深では湯田博明専務、船泊では大村誠専務が応対してくださいました。「礼文は最高の漁場」との誇りとともに、率直な課題も伺いました。

 例えば、加工における海外からの研修生。安心して働ける環境づくりだけでなく、祖国へ戻ったあとに日系企業などで働く方も多いということから、日本語を学ぶことへの支援もしているといいます。人口減少が続くとともに、若い人がこれらの仕事を選んでくれないもどかしさも重なる話を聞き、地域を支える政治のあり方も宿題と痛感しました。

 また漁業法の改定がされたもとで、国から漁獲割当(TAC)が示されてきます。礼文では主要魚種のホッケやタラも対象なのですが、これまでも自主的に操業期間の短縮などで資源管理をしてきた経過があります。沿岸漁師と底引きなどの大型船で、限られた枠での奪い合いにならないかと心配もあります。それでも一方的な押しつけとなれば、国との信頼関係も損なわれます。この対応も急がなければ。

 商工会にも足を運び、観光面の話を伺いました。ピーク時より観光客は3~4割までなるもとで、町の魅力を発信する努力を続けてこられています。同時に重要なのは交通手段で、特にJRの便数が少ないのは離島観光にも影響があるとの話には合点がいきました。

 党天北地区委員長の安藤さんは礼文にも赴任していたことがあり、当時の知り合いなどにもお会いさせてもらいました。宣伝をしてる時にも話を聞いてくださる方がいて、ある方からは「みんな口に出さないけど、共産党には頑張ってほしいと思っている」と思わぬエールまで。元気をいただきました。

 明日は海が荒れるようで(もともとの予定でしたが)今日のうちに稚内市まで来ました。明日も懇談などでまわります。

 【今日の句】国境も 地域も守る 漁師あり

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