2020年10月7日水曜日

早く医療への支援をさらに

 今日は佐藤正市議と、士別市立病院での懇談からスタート。PCR検査や体制確保、保健所との連携などを聞き、課題は多いと痛感しました。懇談には三好信之副院長、加藤浩美事務局長が応じてくださいました。

 「検査機器を入れても、今度は試薬が手に入りません」と三好副院長。全国・全世界で争奪戦のようになっているだけに、マスクや医療用手袋など医療資材ともども国が確保へ役割を発揮しなければなりません。国はかかりつけ医で検査をできるようにと言うものの、個人開業医などは体制的に難しいため、おのずと公立病院や総合病院に頼ることになってしまいます。

 しかし、士別市立病院でも慢性的な看護師不足に加え、医師も大学からの応援を受けて維持している状況です。「分け隔てなく患者は受け入れたいが、院内感染が起きた場合、医師が派遣されなくなるのではと心配。他の医師だけでは当直もまわりません」との切実さにも、政治の責任として応えなければなりません。

 これまでの社会保障抑制の政治による矛盾が大きいと、地域をまわるたびに実感します。看護師についても「とにかく地方は人手不足。国が言うのは東京ならできるかもしれませんが」との現実を、しっかり反映していきたい。

 市民のみなさんと語る「つどい」でも、「病気持ちの家族がいると感染が心配。結局どこに連絡したらいいのか」「孫が通っている大学で、学費が払えず休学する同級生と退学する先輩がいると聞いた」など、不安や影響が次々。元教員だという方は「現場の先生は多忙。共産党として教育環境について、さらに取り組んで」との要望もいただきました。

 名寄市では、川村幸栄市議と街頭宣伝や「語る会」をおこないました。宣伝には他会派の市議さんも顔を見せてくださり、通りすぎる車から手を振る方の姿も目立ちました。名寄市では今月から小学生全学年での通院・入院ともに無料化が始まることも川村市議から報告があり、あらためて地方議員の果たしている役割の大きさを実感。

 「語る会」では、少人数学級、補聴器購入への補助、人口減少への対策、消費税減税などの質問や意見が相次ぎました。「また名寄に来てください」と声もかけていただき、広い北海道ですが語り合う機会をたくさん持ちたいなと、心から感じました。

 明日は両自治体の首長さんが文献調査の応募を表明するかもしれない、寿都町と神恵内村に足を運びます。

 【今日の句】ぎりぎりの 医療を総理 知ってるか

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