2012年11月5日月曜日

原発事故がなければ、しなくて済んだ選択だ

 福島県から避難されてきた方々との、懇談に参加しました。紙智子参議院議員の調査に同行したものです。

 私の他に、森つねと3区予定候補と鈴木龍次5区予定候補も一緒でした。

 調査の目的は、前国会で成立した「東京電力原子力事故により被災した子供をはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関わる法律」で、国として具体的にするうえで、実態を伺うということ。

 仕事を見つける困難、健康調査の問題、子育てでの苦労と悩み‥‥様々な話が出され、あっという間に予定の時間となってしまうほどでした。

 特に印象に残った言葉は「避難は権利」と、国が認めてほしいということ。

 今回の法律も、支援のグレーゾーンにいる子どもや避難者の救済へ、一歩前へ進めるための法律です。

 現状では、福島で生活することも、避難された方も、個人個人として重い選択をしています。

 もともとは原発事故がなければ起きなかった選択であり、どの選択であれ東京電力や国が責任を負うことが当然だと思います。

 だからできた法律なのですから、この理念にもとづく肉付けを、国会でも地方でも進めていかなければ。

 残る方も、避難された方も、複雑な思いを持たれています。

 今日も意見で出されましたが、だから野田首相の事故「収束宣言」は「撤回してほしい」のです。

 今なお放射能汚染は解決していないし、有形無形の被害は存在しています。

 福島の実態を、いつもリアルに知っていなければいけないと、あらためて痛感しました。

 道議会でも取り上げられないか、懇談を終えた後にチームでも話し合いました。

 私は私の持ち場で、力を尽くしたいと思います。

 【今日の句】 絆など 言うなら線引き やめるべき

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