2016年2月21日日曜日

法治国家を壊しているのは安倍政権だ

 辺野古新基地建設はNO! 全国の行動に合わせて北海道でも集会とデモ行進がおこなわれ、私も参加しました。

 国会周辺の行動には28000人が集まったとFBに書かれていましたが、札幌では前泊博盛・沖縄国際大学大学院教授を招いた講演に450人が参加!


 道労連と平和運動フォーラムの両団体による開催ですが、このような共同が続くようになってきたんですね。

 このような共同を続けるために苦労されてきた方のことを思うと、大事に大事に、さらに広げていかなければと思うのです。

 さて前泊先生の講演ですが、沖縄の民意に反する政府・自民党に対する批判とともに、国民的関心を広げなければいけないという強烈な問題意識を投げかける内容となりました。

 国政の場にいて沖縄の状況を幾分か知っているつもりでいても、まだまだ自分の認識を問わなければいけないなと思った次第です。

 きっと講演を聴かれた方すべてが、同じような思いを持たれたのではないでしょうか。

 それにしても今の日本政府、本当に「法治国家」と言える状況にあるのでしょうか。

 辺野古の新基地建設には何度もNOと示したのに、時には公約を覆させ、時には行政不服審査を悪用し、時には実態のない抑止力論をかざしてみたり‥‥。

 肝心のアメリカは、辺野古に普天間飛行場以上の機能を求めているし、日米地位協定に基づく支配構造は沖縄のみならず全国で今も続けているのですし。

 あまりに従属的な日本政府の態度が、本当に情けなく思えます。

 米軍は抑止力とは違う存在であることは、身近で見続けてきた沖縄県民がよく知っている。

 その沖縄から、このまま負担を押し付けるのなら日米安保条約の是非にまで進むとの声も上がっていることを、どうして日本政府は理解できないのか。

 普天間問題の解決策は、行き先は米側が考えればいいのであって、無条件撤去こそ。

 そもそも米側の「銃剣とブルドーザー」によって奪われた土地の代わりに、なぜ新たな土地を差し出さなければいけないのか(しかも建設費用まで日本持ち!)。

 気温が高く足元が悪いなかでのデモ行進でしたが、沖縄との連帯の思いがあふれた行動になりました。

 【今日の句】 聖域が 米国従属 そのままに

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