2017年3月29日水曜日

問われる農水省の責任

 今日の農林水産委員会では、諫早湾干拓事業にかかわる質問。農水省による「想定問答」についても「とんでもない!」と厳しく問いました。

 私の質問と答弁要旨は、以下のとおり。

 「和解協議が打ち切られたことの、大臣の受け止めは」--大変残念。15回における協議に、議論をいただき感謝。問題解決へ、真摯に努力を重ねたい。

 「報道では共通して国の責任を指摘している。今後どうするのか」--適切に対応していきたいし、知恵をしぼっていきたい。

 「農水省の態度が問われている。特に『想定問答』だ。和解協議が打ち切られ、なお不開示にする理由などあるのか」--争訟は続いている。これまでどおり不開示としたい。

 「そのような態度が不信感を高めてきた。一般論として聞くが、協同組合に問答集や答弁マニュアルのようなものをつくるのか」--技術的な問題にかかわってはつくる。

 「今回の『想定問答』は、協同組合の自主性を侵害しないのか」--存否も含めて答えないが、漁業団体の意思で判断してもらっている。

 「ひどすぎる。『想定問答』で国の主張に沿わせようとしてきたではないか。今後のことを考えても不開示でとどめてはならない。誠実な説明をすべきだ」--解決に向けて努力したいが(「想定問答」の)存否も含めて不開示であることは理解いただきたい。

 以上、15分の限られた時間でしたが、このままの農水省の姿勢では信頼は得られないのではないでしょうか。

 今年で堤防閉め切りから20年となりますが、その年月の重さを考えたら、今こそ国の責任が問われています。

 どれだけ漁業者が、この長い間に苦しんできたのか。

 九州ブロックの田村貴昭・真島省三の両議員が応援傍聴に駆けつけてくれましたが、連携して引き続き問いただしていきたい。

 今後の法案審査や、明日の真島議員の本会議質問(本会議は13時から、インターネット中継もあります!)検討などなど、あっという間に今日も1日が過ぎていきました‥‥。

 【今日の句】 取り戻せ 宝の海も 誠実も

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