2017年4月1日土曜日

国もJR北海道も責任を果たせ

 消費税導入から28年、諫早堤防閉め切りから20年‥‥そして国鉄分割・民営化から30年! 札幌での集会も真剣に語り合いました。

 私も国会報告を兼ねたパネリストとして発言。

 国の「国鉄改革の所期の目的は達成」との答弁を打ち砕くために、論戦と運動で力を尽くそうと話しました。

 そもそも人間は、何のために移動するのか。

 通学のため、通勤のため、出張のため。

 病院に通うため、故郷に戻るため、親の介護が必要なため。

 明日の食べるものを確保するため、観光など自分が人間らしく生きていくため。

 つまり鉄路は、くらしを運び、命を運び、人生を運んでいるものです。

 それを経済性ばかりの視点で追求し、言葉では地方創生と言いながら結局は地方を切り捨てているのが安倍政権ではないのでしょうか。

 分割・民営化から30年が経ち、国鉄のあった時代を知らない人が増える中で、だからこそ一致点を大事にした取り組みを進めたい。

 そもそも鉄路は人が少ないところにこそ通す意味があるのであって、赤字となるのは当たり前です。

 だから国でもJR北海道のための経営安定基金を積んだわけだし、欧州では移動権を保障するためにいっそうの公的支援が注がれています。

 集会後は札幌駅前で宣伝、その後の消費財廃止各界連の宣伝にもお邪魔して、「公正な政治を」「真に公平な税体系を」と訴えました。

 本当に安倍政権にかわる、旗印を定めることを急ぎたい。

 【今日の句】 鉄道が 運ぶは命と 生きがいと

2 件のコメント:

  1. 国鉄民営化前に廃線になった鉄道の、終着駅の近くに住んでいました。その町の小学校が閉校になるなど、町の衰退は明らかです。鉄道の維持は、地域社会の維持と直結しています。お金がかかる難しい問題ですが、自家用車が使えない高齢者や学生の立場で考えてほしいです。いずれ誰もが高齢者になるのですから。立場上匿名より。

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    1.  匿名さん、コメントありがとうございます!

       そもそも鉄道とは、人のいないところに線路を引いて、町と町を結ぶものなので赤字になるのは当然です。
       それなのに、なぜ線路を引くかといえば国民の移動権を守るため。
       書かれたように、自家用車を使えない方は必ずいるのですから。
       その立場が、今の国の姿勢には見えません。
       私からも鉄路の意義を訴えて、がんばりますね。

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