2017年12月26日火曜日

現場から学ぶことが力

 予定候補としての活動開始はオホーツクから! 網走市・斜里町・美幌町の首長さんへ表敬あいさつと懇談へまわりました。

 もともとJR問題での懇談に伺う予定をしていたのですが、ちょうど発表が先日になったことで「新聞でも見ましたよ」など、声をかけていただく1日でした。

 水谷洋一・網走市長さんは、とりわけ釧網線の観光活用についてが懇談の中心に。

 広域自治体である北海道の役割や、テレビ番組に出ての話なども含めて、もっと鉄路の意義を広げることの大切さを共有できました。

 馬場隆・斜里町長さんも、生活路線として釧網線を維持するうえでも、観光分野での活用を広げたい意義を強調されました。

 土谷耕治・美幌町長さんは、地域の基幹産業は農林業で、その物流にとっても鉄路は必要であることを述べられました。

 どの首長さんも、年末の忙しい時期にもかかわらず時間を割いていただき、本当にありがたいことでした。


 共通して私からも話をさせていただいたのは、地域社会を維持・発展させていく努力が広がるもとで、鉄路をなくすことは逆行するし国の責任を果たす必要がある、ということです。

 さかのぼれば国鉄の分割・民営化の責任もあるし、今日的にも「地方創生」や観光振興の旗を振っているもとで、国が鉄路の維持を地方自治体だけに押し付けるというのでは矛盾しています。

 そもそもリニア整備新幹線にはドン!と財政投融資をしながら、それから見れば少ない金額のJR北海道の赤字分を、どうして支えられないのか。

 釧網線で言えば、先月、北見市から釧路市へ移動する機会があり乗車しました。

 ちょうど夕方に北見市→網走市と走る時間帯だったので、高校生が車両いっぱいに乗車していました。

 部活帰りの会話も聞こえるし、参考書を読んでいる高校生もいるし、何だか青春の1ページを見ているようでまぶしかったです。

 今日のような荒天の日にはバスの運転も大変なわけで、彼らの貴重な移動時間を失くすわけにはいかないなと感じていました。

 来年は今年以上に、鉄路の問題が本格的に政治課題となっていくでしょう。

 鉄路をまもる先頭にたって、私も力を尽くしたい。

 美幌町では林業が盛んということもあり、森林組合さんにもお邪魔しました。

 コアドライ(芯持ち角材)と言いまして、道立試験場とも連携した新しい乾燥材の使用認定を美幌町森林組合が受けたのです。

 その話を皮切りに、国土保全としての役割、作業事故をなくす努力、若手の活躍(何と工場では平均年齢32歳!)の現状を聞いて、国が本腰を入れれば地域の経済や雇用を支える力になるのだと実感しました。

 現場から学ぶことって、本当に大きいですね。

 明日は北見市での懇談からスタートです!

 【今日の句】 斜里岳が 励ましてるよに どっしりと

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