2017年12月28日木曜日

玉ネギ生産量日本一の町で

 昨夜遅くに北見・網走より帰宅しました。懇談や表敬訪問とともに、来年3月に市議選がある北見市では予定候補のみなさんと行動!

 これまで日本共産党市議団は2人(菊池豪一・熊谷裕)でしたが、3議席をめざして桜井ゆみこさんも立候補する予定です。

 北見市は2006年に、旧留辺蘂町・旧常呂町・旧端野町と1市3町で合併しました。

 東西で100kmを超え、択捉島を除けば面積では道内最大の自治体です。

 この数年間は市役所移転問題が大きな政治課題になりましたが、くらしや経済・農林漁業、そしてJR問題でも政策論戦をたたかわせていきたいですね。

 その市議予定候補らと、小選挙区候補として総選挙をたたかった菅原誠さんとで、市役所や農協を訪れました。

 渡部眞一副市長や関係部長さんなどから、中心的に話をうかがったのがJR問題。

 市として石北本線は4つの役割(①道内の幹線、②物流、③観光、④生活)があるとして、維持・存続へ向けた独自の努力も続けてきたといいます。

 実際に乗降調査をおこない、高校生の通学をバス転換するには難しいことや、思ったより外国人観光客が多いことなどがわかったとも。

 特急列車で車内販売がなくなったことから、曜日を限定して市からも地元産のものを販売して好評との話もありましたが、やはり「地方自治体で負担をするのは困難」であって国の責任の重要性を確認しあいました。

 きたみらい農協では、髙橋優・齋藤和雄の両常務理事が応対してくださいました。

 玉ねぎの一大産地である北見市ですから、貨物・物流の面で鉄路の果たす役割は大きいのです。

 北見地方で生産した玉ねぎは、道内消費が8%で、本州方面に92%が運ばれています。

 「何より安定供給が使命です」と語られて、次期国会で議論される予定の卸売市場法改定や、食料自給率の向上について、和やかな懇談となりました。

 懇談しながら私自身の論戦のことも思い出し、規制緩和強化や際限なき輸入自由化路線に突き進む安倍農政の転換が必要ですね、と私から述べました。

 人口減少に悩む北海道ですが、基幹産業である農林漁業がしっかりすることが大事だと思います。

 農業でも漁業でも、作物や規模によって異なりますが、価格や所得が安定しているところは若い人たちも定着しています。

 「輸出中心でもうけを上げろ」というような今の政策では、逆にふるいにかけるようなことになるのでは。

 懇談をとおして感じたことを、しっかり国政にも活動にも反映させていきたい。

 網走市の報道関係にも表敬をして、長~い道のりを6時間ほどかけて札幌の自宅に戻ってきました。

 【今日の句】 年越しの準備に ちょっと焦るころ

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