2024年4月24日水曜日

やっぱり日本共産党が伸びてこそ

 今日は宮内しおり・道2区予定候補と、札幌東区での街頭宣伝へ。まだまだ冷たい風が吹くなか、多くの党員・後援会員さんが駆けつけてくださいました。宮内さんも、ある地域では「ここの公園は出身高校の近くです」とエピソードを紹介するなど、演説にも慣れてこられて心強い。

 「がんばってくださいね」「民商(の会合)でお会いましたね」と、通りすがりに声をかけてくださる方も次々。裏金事件への怒りは引き続き強いとも実感しました。自民党の規正法改正案では歯止めにもならず、やっぱり企業・団体献金の全面禁止こそです。

 自民党・宮沢博行衆議院議員が、自身の女性問題を理由に辞職願を提出したと報じられました。その週刊誌を読んでいないため内容は詳しくわかりませんが、同じようなことを何度、自民党議員はくりかえすのでしょう。情けない思いも湧いてきます。

 長谷川岳参議院議員から北海道・札幌市の職員へ威圧的な言動があっただけでなく、職員から組織的な「お礼メール」や過度と思える出張・面会も明らかになりました。和歌山では二階俊博元幹事長の三男に、町村会が出馬要請をしたといいます。自治体と与党議員の関係はこれでいいのかと、多くの方が感じているのではないでしょうか。

 金のある大企業などが多額の献金やパーティー券購入をおこない、地方自治体では権力をもつ与党幹部・議員に接近や忖度をはかる--こんなことを、いつまで続けるのでしょう。やっぱり自民党政治をおおもとから変える日本共産党が議席を増やさないと。明日も元気にがんばりたい。

 【今日の句】抜け穴の 法改正など 意味はなし

2024年4月23日火曜日

新たな船出を祝う喜び

 母の実家が離島だったこともあり、「しんぶん赤旗」日刊紙の連載「天売診療所便り」に、とても懐かしい思いが湧いてきます。今日は漁師となったリョウさんの漁船が島に届き、島民そろって祝うというジンとくる内容でした。

 母の実家の離島でも、何台か軽トラを見た記憶はありますが、交通手段といえば主に船。島の生業に欠かせない漁船は、命と生活を守る大事な家の財産でもあります。波が高く連絡船を出せない時に、伯父の漁船に乗せてもらった経験が私もあります。

 大人になってから「板子一枚下は地獄」という言葉を知りました。以前より漁船の安全性は進歩したものの、船が沈めば命はない、という厳しい事実は今も変わりません。天売島でも1902年に220人、1908年に219人が亡くなる海難を経験しています。

 それだけに29歳という若い漁師の新たな船出を島民みんなで祝ったという文章に、胸が熱くなるのです。診療所は開店休業、水産加工場は仕事を切り上げ、高校は課外授業ということにして、人口270人の島で約100人が新船の到着を肌寒いなかで待ったといいます。

 離島ゆえに都市部のような利便性は望めないものの、ともに支え合って生きている一体感は母の実家でも感じたものでした。町から来た私でも「●●さんの孫かい」と、同年代の子どもたちが仲良くしてくれて野球をしたり、とても鮮明に覚えています。

 離島からの声も、しっかり政治で反映していきたい。あわせて、これだけ読み応えある「しんぶん赤旗」を、ぜひ多くの方にお読みいただきたいです。

 【今日の句】漁船から こんなに希望が 伝わって

2024年4月22日月曜日

首相は根拠を示せなかった

 朝の定例宣伝後、急ぎの文章作成も何とか終えて、志位和夫議長の国会質疑を聞きました。同盟国の「主権の一部」まで米国の元に置く(!)公式文書を示した志位さんに、岸田首相は肯定も否定もせず、最後は総理の責任だとくりかえすだけでした。訪米で危険な約束をしてきたのかと、自民党議員も神妙な顔で聞いていたのが印象的でした。

 IAMD(統合防空ミサイル防衛)についても、どこに撃つのか・どの国が撃つのか・撃ったあとの検証などの情報は「圧倒的な情報量を持つ米国」から得ることになると、自民・佐藤正久議員がテレビ番組で述べていたことも紹介。米国側の文書も示し、自衛隊が米軍の指揮命令下に入らない保障はあるのか、と志位さんは質問しました。

 岸田首相は、日本が平和国家としてのなかではありえないと抽象的な答弁に終始し、具体的な保障は答えられませんでした。重ねて問う志位さんに、冒頭のように「最後は総理が責任を負っている」と、まるで自分が保障であるかのように答えました。岸田首相であるからこそ、ますます危険すぎます。

 「自衛隊は米軍の指揮下に入らない」と答弁しても、その根拠を首相は最後まで示せませんでした。私は安倍首相の時に、プーチン大統領との対談内容について質問したことがありますが、安倍氏でさえ「つまびらかにはできないが」と言いつつ、くりかえし日本の態度を述べてきたとは答えたものです。しかし岸田首相は、みずからの対談内容には触れずじまいでした。

 ここまでくると、専守防衛という日本防衛の基本を覆しているとしか思えません。エマニュエル駐日米大使が「岸田首相は2年間で、70年来の(日本の安全保障)政策の隅々に手を入れ、根底から覆した」(「産経」)と、言っているとおりだと思います。その自覚がないなら危険なことだし、わかっていて踏み出しているなら平和国家破壊そのものです。

 東アジアの平和構築について、日本共産党の考えはこちらをご覧ください。この講演は20ヵ国を超える駐日大使・外交官も聞いてくださり、積極的な感想も寄せられています。軍事大国化とは違う、外交努力を尽くした別の道があると、私もていねいに広げていきたい。

 【今日の句】主権まで 取られる自覚も ない首相

2024年4月21日日曜日

地方議員は「草の根の党」の宝

 広尾町・前崎茂町議候補の当選の報がありホッ。ご支援ありがとうございました。今日は全道地方議員会議に参加し、いっしょに大会決定や国民健康保険について学びました。コロナ禍があって久しぶりの全道会議でしたが、多くの地方議員が道民生活を支えているのだと再認識です。私からも一言あいさつしました。

あらためて党づくりの重要さを実感です。国保も都道府県化が進められ、保険料など完全統一された大阪府の実態には驚きました。北海道でも少しずつ進められているだけに、私も位置づけを高めて取り組みたい。

 これほど大事な地方議会で、まったく質問をしない議員もいるなか、欠かさず質問をしているのが日本共産党の議員です。ふだんから住民の声を聞き、法律・条例や制度をふまえ、批判も提案もする力は、学びあえる党のネットワークがあるからこそです。

 そもそも綱領や大会決定など、政治的な土台がしっかりあることが大きい。時流に流されないで、権力にも忖度せず住民の立場を貫くことは、そう簡単なことではありません。時には議場で1人だけで論陣を張るということも、少なくないのですから。

 日常的な生活相談、民報やチラシの作成・配布、「しんぶん赤旗」の配達・集金、党支部や党員を支え、みずから党勢拡大の先頭にも立つ--地方議員が果たしている役割は、草の根の党での宝のような存在です。私も、どれだけ地方議員のみなさんから学んできたことでしょう。

 地方行政は、国政に大きく制約される側面があります。住民生活の安定や地域経済の振興、平和な地域づくりを進めるには、国政を変えることが必要です。心ひとつに、私も地方議員のみなさんと力を合わせたい。

 【今日の句】あたたかき 地方議員の 底力

2024年4月20日土曜日

追及すべきは政治的背景

 新幹線の札幌延伸は2030年度末に間に合わないーーいっせいに報じられました。誰もがわかっていたし、昨年の政府要請で「早く発表しないと矛盾がひどくなる」と私からも言っていたのです(写真)。ここまで引き伸ばした岸田政権の政治責任も問われる事態です。

 もともとトンネルを掘り続けるのは難工事だと、北海道の地質を知る人にとっては常識的なもので、専門家からは警鐘が鳴らされてきました。工事費も膨らむし、国会では紙智子参議院議員も質問しています。

 札幌駅周辺は、2030年度末の開業に合わせた再開発を進めてきました。冬季五輪招致もそうでした。延期するなら早く発表すべきと、賛否を別に私からも訴えたのは、道内経済や札幌のまちづくりへの影響が大きいからです。

 国交省からの答弁はありませんでした。「遅れて発表して、その後始末に困るのは官僚のみなさんですよ」と言っても、態度は変わらず。答弁できないのは、政治的な背景があるからだと痛感しました。

 もともと札幌延伸は2035年の開業とされていたのに、5年も前倒しされたのは、財界と自民党によるものではないのか。利益第一の政治は、最後には自分に跳ね返ってくるものです。これぞ墓穴というものです。

 北海道と札幌市がラピダス進出やDX・GXに舵を切ってきたのは、旧態依然の大型開発が行き詰まったからではないのでしょうか。単に工事が行き詰まったということでなく、根が深い問題として考えなければ、北海道経済の将来も厳しくなると思います。

 農林漁業など自然環境や地域資源を活かし、持続可能な経済構造の北海道に変えていくことこそ。多くの方と語りあいながら、議席を回復して役割を果たさねば。

 【今日の句】北海道 金と利権で ゆがめられ

2024年4月19日金曜日

数値化できないジェンダーの課題も語り合って

 先ほどX(旧Twitter)での初スペースを終えました。宮内しおり・道2区予定候補と選択的夫婦別姓や性別役割分業、大学や職場での女性差別などを語り合いました。お聞きくださったみなさん、ありがとうございました。

 手元に資料を置いて語り合いながら、寄せられたコメントにも目を通して、また話で触れていく流れ。実際はコメントを見る余裕もなく、いろんな情報を同時に処理する、スペースをされている他の方はすごいなあと素直に思いながらの1時間でした。

 今日の「しんぶん赤旗」では、教育学の立場から「ジェンダー平等を考える」との記事が載っています。3回連載で1回目が法学、2回目は政治学でした。日本の教育分野は、等しく学ぶ環境は形式的に保障されているものの、子どもへの教育期待や教育投資、包括的性教育、家族主義など、数値化できない課題を抱えています。

 小学校の教員は62%が女性なのに、校長では25%に過ぎません。女性が仕事と家事・育児の二重負担を強いられ、忙しい学校現場で管理職は難しい--こういう実態があるのではないか。民間の職場でも、同様だと思います。役員や管理職だけでなく政治家として立候補することも、同じく困難となるでしょう。

 それを解決しないと、いつまでも日本のジェンダー・ギャップ指数は低いまま。宮内さんも自分が体験した差別の一端などを話されましたが、同じような苦しみを抱えている方は多くいるはずです。

 今日のような機会が、ジェンダー平等の世論を広げる一助になればと強く思いました。私も学びや自覚を重ねながら進んでいきたいです。

 なお、次回のスペースは5月2日(木)19:30~で、憲法記念日を前に、神保大地弁護士と平和・人権・憲法などを語り合う予定です。ぜひ、お聞きください。

 【今日の句】伸びしろがあると 自分に言い聞かせ

2024年4月18日木曜日

国際水準との隔たりは大きい

 河川でのサケ捕獲は先住民族が持つ「先住権」--札幌地裁は、この訴えを棄却しました。ラポロアイヌネイションが提訴したのは2020年。今年2月に亡くなられた差間正樹さんからは、遺骨返還や差別撤廃とあわせて何度も話をうかがいました。今回の判決を、差間さんはどのような思いで聞かれたでしょう。

 文化や伝統が奪われて、アシリチェプノミ(サケを迎える儀式)の経験もない会員もいたと言います。アイヌ施策推進法は成立したものの、日本政府としてアイヌ民族への謝罪はないまま。先住民族と認めながら先住権は認めない、その問題と根が1つのように思います。

 江戸時代以前に、独占的に有されていたアイヌ民族の漁業権が不当に奪われた歴史について、国や道は認否を避け続けたと言います。今日の判決で、河川は公共の物であるから「特定の集団が排他的に漁業を営むことは困難」と述べたものの、過去の不当性については踏み込まなかったようです。

 つまりは形式的な判決にとどまったということか。国際水準である2007年「先住民族の権利に関する国連宣言」から見て、日本の現実は隔たりが大きいと言わざるを得ません。権利回復へと前進させるため、私も力をあわせてがんばります。

 今日は札幌市北区で、宮内しおり・道2区予定候補の宣伝キャラバンに参加させてもらいました。「青年・学生の願いを国政へ」「ジェンダー平等の日本に」と呼びかける宮内さんに、たくさんの期待の声が寄せられていました。小学生からも「がんばってください」と激励がありました。

 宮内さんは、午前中に入党決意者を迎えたそうです。嬉しいことに街頭演説に参加されて、「しんぶん赤旗」日刊紙を購読される方もいたとのこと。これだけ行きづまった自民党政治を変えるため、自分も何かしたいと感じている方が多くいるんですね。

 風も冷たくなるなかで、多くの党員・後援会員さんが来てくださり、私も元気をいただきました。比例議席回復へと、力を尽くしていきたい。

 【今日の句】大地から 略奪したのは 誰だった