2020年11月18日水曜日

声にならない声を見過ごさないで

 感染拡大防止と相手の了解もいただいて実態や要望をうかがいにまわり、夜にはオンライン懇談会も実施。明日は道へ、来週には国の出先機関へも要請していきます。苦難を抱えている方が増えている今こそ、日本共産党として力を発揮する時だと思っています。菅政権の対策の遅さを見ても、黙っていられません。

 「厳しい見通しをする中小企業が増えています」と、口火を切ったのは中小企業家同友会・佐藤専務。経営とともに雇用への影響として来春新卒者内定の実態も厳しく、「そもそも来春まで企業がもつか」という不安も語られました。大変だけどがんばろう、という意欲を維持するうえでも経営仲間がいることが大切と、佐藤専務の言葉にも実感が込められていました。年末を乗り切れるための財政支援、雇用調整助成金の延長や、等しく情報を享受できる権利として道内の通信環境整備への支援も話題に。

 一方で、しばらくコロナ禍が続くであろうことから、この機に経営の見直しを進めている中小企業もあるといいます。何しろ地方経済の主役は中小企業であって、駆られるように前を向いている方もいるのです。中小企業憲章の立場に立って、「経済・文化・教育など様々な面で地域に貢献している中小企業が欠ければ、社会の1つのピースが欠けるということ」と話される佐藤さんの言葉を重く受け止めたい。

 医療関係では道医師会・道保険医会へ、志位委員長の「検査・保護・追跡」抜本的強化を求める提言も届けにまわりました。先週、道医師会・札幌医師会の両会長が記者会見をおこない、病院がひっ迫する事態の恐れを強調しています。両会とも懸念は持ちつつ、長く緊張状態に置かれている医療現場を支えることの大切さもうかがいました。保険医会の平川事務局長は「病院などの減収補てんをお願いしたい」と、このままでは減収を機に閉じる病院も出てきてしまうことの深刻さを強調されました。

 党道委員会によるオンライン懇談会は、道民医連や道労連はじめ14団体がご参加くださいました。「検査すべき人が増えてきて、検体採取にも、結果が出るまでにも時間がかかるようになってきている」「医療従事者も自分の感染が心配、優先的に検査が受けられるようにしてほしい」「冬の賞与が出ない、または減額という実態もある。一企業だけの問題でなく、あらゆる分野が合流して政府に迫らないといけない」「業者は、さらなる融資で借金を増やしたくない。持続化給付金の第2弾や、借金が帳消しになるほどの税の免除くらい大胆な政策を」など不安や要望が相次ぎ、宮川潤道議・田中啓介札幌市議とでしっかり話をうかがいました。急いで反映しなければいけない実態ばかりです。

 先が見通せない状況のもと、日本共産党こそ安心の砦として役割を発揮したい。党が活動を自粛していたら、声にならない声が政治に届きません。放っておいていいのか。もちろん気をつけながら私も活動しますが、お困りごとは遠慮なく日本共産党へご相談ください。

 【今日の句】苦しみを 放っておかない 党のはず

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