2020年3月13日金曜日

合言葉は「1社もつぶさない」

 中小企業を「1社もつぶさない」を合言葉にしている中小企業家同友会から、党道委員会へ要請に見えられました。昨日の政府交渉の報告も含め私が応対し、要請書を受け取りました。話のなかで出されたことも文書にまとめて、さっそく国会へも反映させました。資金繰りはスピードが大事です。

 細川専務と佐藤事務局長から手渡された要望書には、大きく3つの項目が。①緊急資金繰り対策の強力かつ迅速な支援を、②雇用調整助成金事務処理の迅速化とつなぎ融資の連動を、③中小企業の声を緊急施策に反映すること、です。

 資金繰り対策ではさらに具体的に、1.) 実情に応じた緊急融資と既往債務の返済条件緩和または「返済凍結」の実施、2.) セーフティネット保証4号もしくは5号のさらなる要件緩和、3.) 窓口要員の大幅増員、要求書類の簡素化、事務処理能力の抜本的強化と迅速化--が掲げられています。雇用調整助成金についても、支給開始までの時間を短縮することと、支給開始までのつなぎ資金融資の連動も要望されています。

 どれも切実で、切迫した状況のもとでは欠かせない内容です。昨日の政府交渉でも、窓口業務などの迅速化については要請などしていると経産省や金融庁から答弁がありました。現場では退職者の力も借りるなどしており、政府からの要請が浸透している状況といいます。こうやって中小企業を守るための取り組みを連携して進めていきたい。

 同時に、対策第2弾にある特別利子補給制度の具体化が遅れていること、セーフティネット保証の対象も希望する業種へと拡充していくことなど、新たな実態と課題もわかり、冒頭に書いたように紙にもまとめ国会に伝えました。鈴木道知事が、この週末も外出を控える呼びかけをしていることからも、経済面での手当ては最大限に急ぐ必要があります。

 急きょ調査の組み立ても入り、パタパタと作業を進めているうちに1日が終了。明日もしっかり取り組みたい。

 【今日の句】緊急の事態は 地方の現場こそ

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