2012年9月4日火曜日

後志管内をまわる(2)~戦争体験者が見る泊原発

 今日は蘭越町・ニセコ町・岩内町と回るキャラバン。少し朝早くホテルを出て、先日亡くなられた留寿都村・坂庭恵子元村議のご自宅にも足を運び、遺志を継いでがんばることを約束してきました。

 菊地よう子4区予定候補と、蘭越町・ニセコ町では脱原発の活動に取り組む方々との懇談をおこないました。

 ちょうど道から、道と後志16市町村、北電とで結ぶ新安全確認協定について議論が始まったばかりで、その内容について意見が多く出されました。

 泊村など4町村の協定と比べると、立入検査などの項目がない案なので「実効性があるのか」「住民説明会を開くべきだ」「修正・補強を」「この協定を結んだことで再稼働の口実にしてはならない」など、他の課題と合わせて時間が足りなくなるほど。

 せっかくの機会なので共産党への要望なども伺うと「政党名からイメージが悪いという人が多い」「民主・自民には言いたいことも、いっぱいあるけど‥‥」と、政党の「中身」についてはおおむね共感してくださっていることもわかりました。

 「原発だけでなく、教育、TPP‥‥すべての背後にあるものを、政党として明らかにしてほしい」「みんな原発事故で、背後に何があるかわかり始めている」と、共産党員でもない方が、財界・大企業やアメリカによる「影の力」の存在を話されたことは私には驚きでした。

 突き詰めていくと、何が日本社会を支配してるのか、見えやすくなってきているんですよね。

 岩内町では街頭宣伝の後、夜の「つどい」では戦争を体験された方がこう話されました。

 「爆弾がドーっと落とされて、確かに怖かったけど戦争は終わった。でも原発は戦争より怖い。事故があったら、みんな全滅。心配しながら生活している」

 なかなか原発について口に出せない雰囲気の町でも、このような思いをされている方がいるんですよね。

 日本共産党は、政党としては原発撤退を掲げていますが、核燃料が残っている以上、安全対策には万全を期すことが必要で、その点では原発の賛否にかかわらず安全対策は必要になります。

 だから情報公開や住民合意は欠かせないし、こういうプロセスもなく再稼働はもちろん反対です。

 やるべき課題もずいぶん見えてくる3町での懇談でしたが、この願いに応える議席を勝ち取らないと!

 【今日の句】 迷走は 2大政党 トップから

2 件のコメント:

  1. 8月初旬、娘家族と後志への演奏旅行をしました。積丹岬、神居岬、泊村、岩内、雷電海岸、寿都、島牧(娘の生まれ故郷)、茂津多岬、江差、上ノ国と追分ラインを巡り、2箇所でコンサート。美しい海と空を守りたいと訴え、家族で大きな自然に身を委ねました。
    畠山さんもお体に気を付けて(車にも)、各地の皆さんの声を受け止め、来る選挙戦で訴え、国会に踏み出せるよう期待しています。

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  2.  谷藤さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます!

     海岸線がとてもきれいなんですよね。農作物も水産物も豊富だし、温泉も各地にあるし‥‥仕事でなく観光で、また行きたいな~。
     英気も養いながら選挙勝利へがんばります!

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