2017年4月12日水曜日

そんな採決あるか

 経産委員会に出ている間に、厚労委員会では質疑打ち切り・採決強行! 想定外の事態で、明日からの国会審議が不透明になってきました。

 厚労委員会は、介護保険法改正案の審議がされていました。

 午前中は、①総理入り質疑、②法案の一般質疑で、理事会でも採決の話などなく、審議を進める予定の日でした。

 総理入り質疑の際に、民進議員が森友問題について何度も質問。

 これに対して自民理事から「法案審議もしないでおかしい。信頼関係が崩れた」との理由で、一般質疑の後に質疑の打ち切り動議が出されて、そのまま採決へ。

 もちろん野党は納得するわけもなく、抗議のさなかに採決がされた、というのが流れです。

 採決は、審議を通じて一定の論点も出されたうえで賛否を問うもの。

 それなのに「信頼関係が崩れた」(この持ち出す理由も、よくわからない)という、こんなやり方で採決まで持ち込むのは、あまりにひどい。

 介護保険法改正案というのは、実態は改悪そのもので、▼保険料3割負担の導入、▼市町村の目標の達成を評価した交付金支給、▼「我が事・丸ごと」地域共生社会づくりとして公的責任の後退、▼「共生型サービス」のもとで障害者の介護保険優先への懸念--などが問題点。

 与党は、じゅうぶん国民の不安にこたえた質疑ができたと言えるのでしょうか。

 波及したことで、明日の震災復興特別委員会(私も質問の予定でした)は開かれず。

 政府・与党の暴走を、国会内外の力で終わらせたい!

 【今日の句】 乱暴な 理屈でこの国 動かすな

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