2018年2月1日木曜日

あの日を思い出す

 とても悲しい1日でした。朝イチで、11人が亡くなった「そしあるハイム」火災現場へ行き、夜は江上恭司・せたな町議の通夜に参列しました。

 心から、お悔やみを申し上げます。

 起きてすぐに目に入った火災のニュースに、2010年に札幌市内で起きたグループホームでの火災を思い出しました。

 7人の高齢者が亡くなり、花を手向けに現場へ行ったのでした。

 あの時も火災の大きさに驚いたものですが、今回の火災も、まさに全焼というほどでした。

 焦げた匂いが鼻に付き、消化液が道路にまで流れているほどでした。

 路上生活されている方の支援に、多くの方が尽力されてきたことを思い出します。

 特に「派遣切り」が広がった10年前に、札幌でも支援の輪が広がりました。

 くりかえし年金削減が続くなか、多くの高齢者が生活保護を受ける状況が広がってきました。

 さまざまな制度のはざまにいた方々が、このような犠牲になったということに、とてもとても胸が痛みます。


 スプリンクラーを必要としない「下宿」となっていたことも、団体・事業者の経営状況から見ると、政治の力で何とかできなかったのか。

 自分自身も国会にいた身として、本当に悔やまれます。

 現場の状況が落ち着き次第、しっかり調査や検証をおこないたい。

 その後は特急とバスを乗り継いで、せたな町へ向かいました。

 亡くなられた江上恭司町議は、一昨年に肺がんが見つかってから入退院をくりかえしつつ議会活動を続けてこられました。

 江上さんは農業も営んでおられて、おおらかな人柄に多くの方が信頼を寄せてくださっていました。

 いったん落選した後、町議補選へ立候補したときに応援に来たことがあります。

 保守という立場の方も含めて、多くの方が江上さんを支援されました。

 結果は惜敗でしたが、次の町議選で見事に当選したときは本当にうれしかった。

 地域でコツコツとがんばりぬく、まさに日本共産党の地方議員そのものと言える江上さんでした。

 いずれ誰もが終える人生とはいえ、やっぱり悲しいものは悲しい。

 江上さん、本当におつかれさまでした。

 【今日の句】満月が 寂しくもあり 励ましもあり

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