2018年2月2日金曜日

命に鈍感にならないで

 札幌へ戻って道農民連の定期大会であいさつし、道庁前の反原発抗議行動にも参加。まだまだ寒い日が続きますね。

 先日、トランプ米大統領がTPPへの復帰に含みを持たせた発言をしたようですが、日欧EPAと合わせて、農家の不安は尽きません。

 海外からの輸入枠を広げておきながら、日本の農家には「海外へ売れるように」とあおる安倍農政。

 自国の食料を自国でまかなうという、当たり前のことが自覚になっていません。

 種子まで民間開放し、公的責任を放棄する農政で、日本の食料は本当に守れるのでしょうか。

 共同の精神で築かれてきた農村に、競争原理を持ち込んで経営が成り立つのでしょうか。

 米国や欧州では、価格や所得の支えがあるからこそ安定的な生産と自給率の向上、そして海外輸出できるほどの余力や競争力がうまれています。

 食料は、国民生活の大事な「安全保障」だからです。

 農業分野から見ても、早く安倍政権を終わらせなければいけない。

 道庁前には今日も多くの方が駆けつけました。

 寒いなかでも準備されるスタッフのみなさんには、本当に頭が下がる思いです。

 私もマイクを握り、先日の火災にも触れて「命に鈍感になってはいけない。原発事故だって、今も被害が続いている」とスピーチしました。

 先日、電力会社の送電線に余裕があるとの調査結果が報じられました。

 原発をフル稼働することを前提にしていたそう。

 自然エネルギーなどの普及に「送電能力が足りない」と言っていたのは、いったい何だったのか!

 原発を前提にした考え方は、もう終わりにしましょう。

 原発を前提にすることで、かえって不都合や理不尽なことがはびこっているのではないのでしょうか。

 命を大切にするためにも、原発をやめる道を選びたい。

 【今日の句】若いころ 冬眠したいと 思ったなぁ

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