「住民の不安が大きい。中身を明らかに」(菊地道議)、「低空飛行が訓練とされてきているのではないのか」(中谷町議)、「昨夕の時点で、市役所にも道防衛局から連絡が来ていないと聞いた」(佐藤前市議)など抗議し、道防衛局側は「情報提供や安全対策の懸念は重々承知している。本省に伝える」と回答。昨年にも、今年6月にも後志管内では戦闘機や輸送機の低空飛行が目撃されていて、中谷町議が指摘したように、日本側に何も知らせず訓練日程に具体化しているのであれば許されないと、私からも強調しました。
原爆による被害者に哀悼の意を表し、平和と核廃絶の誓いが国民的に確認されるべき日に、こんな逆行するような事態への抗議からスタートしなければならないなんて。まるで植民地のように振る舞う米軍にも、それに対して厳しい抗議ができていない日本政府にも、腹立たしさやもどかしさを感じました。
核兵器廃絶を願う「さっぽろ平和行動」では、多くの方が署名に足を止めました。広島の式典では、広島市長が被爆者援護の線引きを見直すよう求め、知事は核抑止力論を虚構だと一喝し、未来を担う代表でもある子どもたちは「人間がつくったものは、人間の力でやめられる」と口にしました。ラジオで聞きながらなので不正確な点があればご容赦いただきたいのですが、それでもハッキリわかったのは安倍首相が核兵器禁止条約に、今年も触れなかったということです。
つらい被爆体験をした方は、どのように安倍首相の言葉を聞いたのでしょうか。被爆者援護についても、踏み込んだ内容はなかったと思います。もう時間は多くありません。全国から声をあげて政府に迫らなければならない、と痛感しました。私も力を込めてスピーチしました。
今日の行動は盛りだくさん。札幌すすきの地域の飲食店なども担当する札幌中部民主商工会で、営業への影響やコロナ感染にかかわるリアルな実態をうかがいました。中部民商は持続化給付金の相談を250件ほど受けてきたといい、役員・事務局のみなさんは、まさに不眠不休で「すすきのの灯を消すな」と力を尽くしてきたのです。
「持続化給付金1回だけでは、商売は続けられない。どれだけ店がなくなるかと心配になる」「安倍首相はギリギリの生活など、わかっていない。給付金の申請でも、対応はあまりに不親切だ」との言葉も、とにかく困っている現場に寄り添うことを貫いてきたからこそ重く心に響きます。「給付金を出すか、消費税を下げるかでもしないとダメだ」との言葉には、思わず膝を打ちました。
岩見沢市では、上田久司・山田靖廣の両市議と岩見沢市立病院へと足を運びました。お忙しいなか小倉滋明院長が対応していただき、新型コロナウイルスへの対応や影響をうかがいました。
補てんが必要とされるほどの減収は、これまでの病院とも同じ状況にあります。一方で国からの補助事業も使った発熱外来の準備も始めていて、「地域のセンター病院としての役割を果たしたい」と小倉院長さん。ただ発熱外来をつくれば、そこで診る医師をローテーションで置くことになるので、その間の診療は縮小することになる心配もあるといいます。そもそもギリギリの医療体制ですから、検査体制も含めて、国から思い切った支援が必要であることが、よく理解できました。
「当初は、目に見えないウイルスというものへの恐怖はありました。しかし、うちが診ないで誰が診るのかと、医療従事者としての責任感がありました。誰一人、辞めたスタッフはいません」との言葉も、重く受け止めました。政治の側は現場の善意や努力に甘えるのでなく、しっかり責任と果たしていくべきです。私も力を尽くしたい。
【今日の句】また総理 核廃絶を 遠ざけた
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