2022年6月29日水曜日

これまでの検証をふまえた領土交渉を

 大雨によるペーパン川氾濫で被害が出ています。雨がやんでも上流からの増水もありますので、お気をつけください。私は釧路市から根室管内へまわりましたが、強い雨にも遭わずに済みました。

 今日いちばん力を込めたのは根室市。ロシアとの領土問題未解決で、どれだけ元島民や漁業者が苦しい思いをしてきたか。私が初めて参院選に立候補した2007年の前年に、漁業者がロシア側の銃撃に遭い亡くなったこともありました。政治活動を始めたさなかで、私にとっても大きな衝撃でした。

 元島民や漁業者から、何度も話をうかがってきました。どの方もロシアのウクライナ侵略を許してはならないと言います。私も、そのとおりだと思います。同時に、高齢となった元島民にとっては墓参への強い思いもあるし、戻れないのなら残地財産の補償をとの訴えも、よくわかります。漁業交渉も、すべてを閉ざせば根室経済の死活的問題になるだけに、これまでの枠組みを生かすことは強い要望です。

 領土は国の主権問題なのですから、それが決着しないため市民が苦しんでいるのならば、支援や補償は当然だと思います。こういう点も含めて、どれだけ日本政府は国際社会に、ロシアとの領土問題を説いてきたのでしょう。ヤルタ秘密協定をはじめ不公正な戦後処理に、どれだけ異を唱えてきたのでしょう。あらためて領土交渉に向かう際には、このような経過とともに安倍元首相の「2島返還」論や共同経済活動の検証も必要だと訴えました。

 今日まわった自治体は、どこも水産や酪農が基幹産業の町ばかり。私たちの命を支える食を守ることは国の責任、だからこそ飼肥料高騰には国による緊急の直接補てんをと訴え、そもそも長きに渡る支援があってこそ後継ができることも強調しました。問われているのは、政府が本気で食料自給率を上げる気があるのかどうかです。

 明日はオホーツクへ。最初の斜里町では、知床遊覧船事故における国の責任も訴えます。お近くの方は、足をお運びください(時間が前後する場合もあります)。

  9:35 斜里町・光陽ディッパー

 10:05 同・本町五十嵐商店

 10:05 小清水町・斜網ホンダモーター

 13:05 網走市・ラーメンさんぱち

 13:35 同・道営住宅サンリッチヴィラ

 14:15 同・食品加工体験センターみんぐる

 15:15 コープさっぽろ美幌店

 15:40 アークス美幌店

 17:50 JR北見駅

 18:25 北見市・メッセ

 19:00 同・ラルズ高栄店

 19:35 同・コーポさっぽろ清見店

 【今日の句】故郷に 戻れぬ痛み 受け止めて

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