2015年12月20日日曜日

しっかり明日も調査

  明日は大門実紀史参議院議員と、和歌山県でTPP影響調査をおこないます。というわけで今日のうちに上京ですが、東京は北海道に比べて暖かい!

 各地の調査に国会議員団農林水産部会で足を運ぶのですが、明日は部会からは私だけなので少し緊張気味でもあります。

 この1年だけで北海道から九州まで、そしてヨーロッパまで視察に行って、各地の農業の姿をだいぶ学んできたつもりではあります。

 しかし、知れば知るほど第一次産業と地域の結びつき、古くて新しい食料の安定供給問題など、さらに本格的に取り組まなければと痛感します。

 世界人口の増加が進む21世紀で、一部の国だけの食料生産に任せてていいのか。

 乱獲や食の安全など、国際的なルールがさらに必要ではないのか。

 そのなかで日本農業が、とりわけ家族経営が果たしている実態から、どう守り支えていくのがいいのか。

 いつもこんな感じのブログで申し訳ありませんが、与えられた議席である以上、責任を持って考えねば‥‥です。

 明日も元気に!

 【今日の句】 あと十日 やっぱり師走と 言うんだなぁ

2 件のコメント:

  1. 和歌山といえば、みかんも重要な産物と思います。
    当方、みかんを少し栽培していますが、
    みかんへの影響がどうなのか、どんな問題が予想されるか、
    調査・紹介していただけると助かります。
    hanatachibana

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  2.  hanatachibanaさん、コメントありがとうございます!

     生果では、温州みかんはすぐに競合する輸入品はないかもしれませんが、オレンジ自由化以降のジワジワと続く低価格競争に耐えられるかという状況だと思います。
     果汁では、関税撤廃で影響が表れやすいかもしれません。安い濃縮還元果汁を国内メーカーが多用すれば、国内産は商品として差別化するしかないでしょう。
     今のみかん農家は温州みかんだけでなく多様な晩柑類をつくっていますが、和歌山県の試算を見ても、オレンジなどと競合する晩柑類のほうが影響が大きいようです。
     問題は農家が高齢化しているなかで、TPPを機に一気に離農が進めば耕作放棄地が急増するということです。中山間地のような条件不利地には、企業だって入ってこないでしょう。
     しっかり現生産を支えることに徹するのが大前提と思います。

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