2018年7月6日金曜日

道庁前で続けて6年

 全国の大雨が心配です。晴れ間が広がった札幌は、道庁前での反原発抗議行動が今日で6年を迎えました。

 どの方も「こんなに長くやるとは思わなかった」と口をそろえます。スタッフのみなさんも、本当にいろんな苦労がありました。しかし、それもこれも安倍政権や高橋知事が再稼働をあきらめれば、やらないで済んだことだったわけで、まさに根競べという6年だったのではないでしょうか。

 行動のエネルギーは、お1人お1人が違うと思います。「子どもたちに負の遺産を残さない」「北海道を守りたい」「自分で後悔したくない」‥‥そういう1人1人の気持ちを大事にする場だからこそ長く続いてきたのでしょうし、この場では誰もがやさしい気持ちにもなれるのだと思います。こういう場を準備し続けているスタッフのみなさんの思いと1つになって、私も私の役割を果たしていきたい。

 先日、原発事故で北海道へ避難されてきた方と久しぶりに会う機会がありました。体のほうも調子がよさそうで、元気そうな顔が見れて本当によかったです。始めて会った時には当然ながらピリピリしていて、その後に何度か会うなかで気軽に話せる間柄になったのですが、あらためて当時の苦労を聞いて政治の責任の重さを痛感しました。

 今もなお国会は、原発を動かしたほうがいいと思っている議員が多数を占めています。その議員の発言で、何度も避難者が心を傷つけられてきました。いや、心だけでなく現実の生活でも困難は進行形です。いったい誰のせいで、こんな避難をしなければいけなくなったのか。何度も何度も、その原点に立ち戻らなければと実感したのでした。

 すでに人的被害が出ていますが、まずは大雨の被害がこれ以上広がらないことを祈るばかりです。そして政治が苦難を軽減する立場を貫いてほしい。何やら先日、議員宿舎で安倍首相も含めた「自民亭」なるものがあったようですが、何を大事に政治をしているのか国民は凝視していることを忘れないでほしい。驕れる政権は、必ずひっくり返されます。ひっくり返します。

 【今日の句】原点は 命とくらし 守るため

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