2019年12月25日水曜日

強欲政治の瓦解が始まった

 IR担当の内閣府副大臣を務めていた秋元司衆議院議員が、収賄容疑で逮捕されました。安倍首相の任命責任も問われます。自民党を離党したとはいえ、安倍首相は自民党総裁としての責任も果たすべきです。

 カジノ解禁へ日本進出をめざす中国企業側から、便宜をはかる見返りに現金を受け取った容疑というのですから典型的な利権構造です。ただでさえカジノの利益は誰かの不幸による金もうけなのに、その進出へ北海道もカネがらみで汚されてきたのならさらに許されない。

 鈴木知事は今回のIR誘致を「見送り」としましたが、北海道はもちろん、日本のどこをも汚すようなカジノなどいりません。秋元議員にとどまらず白須賀貴樹衆議院議員や勝沼栄明前衆議院議員の事務所にも捜索が入って、一大疑獄化してきました。こんな状況でもカジノを進めようとするなんておかしいにも程がある。

 野党として来年の通常国会にカジノ禁止法案を提出することと、急いで閉会中審査を求めることを確認したようです。現職の国会議員が逮捕されるという重大事態なのですから、政府・与党は真摯に受け止めるべき。逃げることなど許されません。

 このカジノ利権のみならず、「桜を見る会」、かんぽ不正と事務次官の情報漏えい、公職選挙法違反が疑われる辞任した2大臣など、安倍政権のもとでの統治機構の壊れ方はひどすぎます。各地をまわるごとに「今の政治はひどいね」との声が、だんだん強まっているのがよくわかります。早く変えなければ。

 今日は会議や、明日の要請文書づくりなどに費やしました。

 【今日の句】真相は 利権政治の 醜さよ

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