2021年5月25日火曜日

つながってこそ見える道

 今日は道中小企業団体中央会・道中小企業家同友会へ。コロナ禍の緊急対策とともに、中小企業の力を活かした地域経済をどうつくるかにも話が及びました。生産性だけでは測れない町づくりや雇用維持、災害時の対応など、多面的な役割を中小企業が担っていることを再認識する懇談となりました。

 コロナ禍での経営への影響は依然として深刻です。「融資の返済が始まっている。持続化給付金的な支援や、固定経費に対する手当てをとの声も多い」(中央会)、「返済用のキャッシュをどう確保するかが課題。資本増強につながるような金融支援がされれば」(同友会)など出されましたが、ちょうど今日、無利子・無担保の融資を年末まで延長することが麻生財務相から発表されました。金融機関でも、中小企業に伴走するような立場が必要です。

 「公共事業関連は順調だが、民需の方がひどい状況。飲食店などとともにイベント関連業などへの手厚い支援が求められています」(中央会)、「消えた消費、落ち込んだ消費の回復に一生懸命。業態の再構築補助金を活用した挑戦も始まっています」(同友会)と、消費の落ち込みも共通して指摘されました。働く人も減収などに見舞われ、将来不安も重なれば節約が強まるのは当然です。給付金とともに消費税減税を今こそ!と痛感しました。

 この機に政府は、中小企業の再編=淘汰も狙い誘導策も作られてますが、必ずしも吸収・統合や大規模化が最適とはなりません。「中小企業が経営資源を補完しあうことも重要な手です。共同組織でICTを使うことの親和性もあります」(中央会)、「個々の業者だけでがんばるのは辛いこと。いっしょにPR活動など、関係性を広める取り組みが増えています」(同友会)などの話を聞き、この道こそ希望があると思いました。つながってこそ道が見えるのです。

 同友会では、全国の事例も紹介いただきました。高校生が地域課題に向き合い、バーチャルカンパニーをつくって学習と交流を進めているキャリア教育の実践もあると聞き、人口流出を止めるという消極的な意味だけでなく、若い世代の意志を地域に反映しつつ定着につなげるうえで、中小企業の果たしている役割の大事さを学びました。利益優先主義に陥らない、地域に根付いた中小企業の力はとても大きい。グローバル化の弊害が明らかになってきたもと、今こそ地域経済・循環型経済が求められています。その柱として、中小企業と農林漁業をいかに元気にしていくか。しっかり取り組んでいきたい。

 【今日の句】効率を 超えた価値ある 地域かな

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