道原発連・国民大運動北海道実行委員会が毎年おこなっている、東日本大震災・福島第一原発事故への「鎮魂と追悼・連帯のメモリアル行動」に今年も参加。黙とうを捧げ、各団体からのスピーチでは、私と宮内しおり道選挙区予定候補が日本共産党を代表してマイクを握りました。
実家が宮城県石巻市の私にとって地震・津波の映像が流されるたびに、両親や妹夫婦・親せきなどの無事を祈らずにいられませんでした。緊急地震速報がテレビで何度も鳴り、町が津波だけでなく火災に襲われた映像に愕然としました。
そして福島第一原発事故。東日本一帯が放射能で汚染されるのかと、さらなる被害の広がりに不安が募りました。ふるさとに帰れず、あるいは帰らず、親しい者同士でも考え方の違いで分断が起きたことに胸を痛めました。何より一番苦しかったのは、当事者のみなさんでした。
私の下の子は震災の翌月に生まれたので、当時の記憶はありません。10代までの方は、多くが「過去の大地震の1つ」という認識かもしれません。原発事故の報道は、まったくされなくもなりました。今日のボードアンケートでも、泊原発の再稼働に賛成という若い方も結構いました。
政府も新しいエネルギー基本計画で、原発の最大限活用を盛り込んでいます。福島の苦しみを忘れたのか。核のゴミを、どうするつもりなのか。そもそも国や東電は、事故の責任を本気で感じているのか。避難者や国民の疑問・不安を置き去りに、ひたすら原発再稼働へ突き進むことは許されません。
自然災害は止めることができなくても、原発事故は止めることができる。原発ゼロの政治決断へ、カギは国民世論の高まりです。だからこそ震災と原発事故のリアルをていねいに伝えることに、私も力を尽くしたい。
党道委員会として、大船渡市の山林火災に対する緊急支援募金も呼びかけました。30分のうちに約13,000円が寄せられました。きちんと大船渡市へ届けます。「東北出身です」という若い方が応じてくれたとも聞きました。
今の不十分な生活再建支援制度も、阪神・淡路大震災まではなかったものでした。被災者があきらめずに声をあげ、連帯した国民の力で政府に決断をさせたものです。現状は全壊世帯に300万円などですが、この増額と対象の拡大を進めるために力を尽くします。
「楽しい日本」と言う前に、自然災害に遭っても安心してくらせる日本へ。日ごろから医療・介護・福祉や消防士・保健師、そして町の職員の確保を。あらためて今日も契機に、安心の土台こそ政府は守れと訴えていきます。
【今日の句】あきらめず 原発ゼロへ 連帯を
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