2012年6月5日火曜日

あきらめは増税側の思うツボ

  消費税増税法案の採決へ、前提となる中央公聴会が12・13日に開かれることで合意されたようです。

 世論調査では約6割が反対にもかかわらず、「議論は尽くした」との結論でいいのか。

 まだ国民の間には疑問も多い。

 今日訪問した、ある商店街関係の方は「消費税増税は仕方ないが、今はダメ」と述べた後に「段階的に税率を上げるなんて最悪。システム化する現場のことを知らないやり方だ」とのお話も。

 朝には定例宣伝、昼にも憲法改悪反対共同センター・道原発連の共同宣伝と、1日いっぱいかかる今日の会議の合間にも、マイクを握りました。

 日本共産党は「反対のための反対」ではありません。

 ムダ使いそのままに、社会保障の拡充にもならず、さらに経済と国会財政を悪化させるから反対なのです。

 消費税増税に頼らない対案は「提言」で示しているとおり。

 例えば、所得税の負担率を調べてみると、所得1億円を頂点に負担率が下がってきます(国税庁資料より)。

 所得税の上限の、税率が低くなってきたことが1つ。

 もう1つが、この階層では株の配当・譲渡などによる利益が大きく、その優遇制度で税金が50%引きになっていることなどが原因です。

 これが小泉構造改革の「貯蓄から投資へ」と誘導してきた結果であり、貧困と格差が広がる結果ともなりました。

 この不公平を正して、富裕層や大企業への適正に課税していけば消費税4~5%に相当する財源がつくれると試算しています。

 とにもかくにも、あきらめは増税側の思うツボ。

 クチコミ、新聞投稿などなど、いち有権者としてもできることはたくさんあります。

 日本共産党も、国会論戦とともに宣伝・懇談、さらに力を尽くします!

 【今日の句】 増税後 誰も責任 取らぬじゃない

0 件のコメント:

コメントを投稿