2013年11月5日火曜日

国民監視の日本になる?

 朝は秘密保護法、夕方はTPPと宣伝。とにかく安倍政権の暴走ストップへ、国会論戦と結んで世論高揚を!

 朝はFB友達のマシオン恵美香さんが偶然通りかかり、写真も撮っていただきました(FBで見れます)。

 夕方もTPP反対のポケットティッシュを配っていると「畠山さんでしょ? がんばってくださいね」と、女性に声をかけられました。

 チラシの受け取りも普段より良く、心配している方や真実を知りたいという方が増えてるかな?という印象です。

 夜に事務所で仕事をしていたら、NHK「クローズアップ現代」が始まりました。

 今日は「知られざる“同胞監視”~GHQ・日本人検閲官たちの告白~」。

 明らかになったGHQの新資料と、同胞の「情報」を流していた方々のインタビューを交えた放送でした。

 戦後民主化をはかったGHQは、日本人の思想傾向を調査する目的で、秘密機関が暗躍します。

 それが「C.C.D」(Civil Censorship Division)。

 実際の情報を集めたのが「日本人検閲官」で、当時は「食うものに困って仕方なく」始めたといいます。

 しかしアメリカは「敵国だった」し、同じ日本人の諜報は心が痛んだことでしょう。

 GHQは「天皇制」「共産主義」「デモ」などに、日本国民が肯定的な否定的な状況かを調べていきます。

 それは戦後すぐの民主化の時期から路線が変わった、アメリカが「日本を反共の砦」にする戦略の一環ともなったでしょう。

 今日の番組では触れませんでしたが、アメリカはこの後にレッド・パージをすすめて労働組合や共産党の弱体化をはかっていきます。

 それに主体的に従ったのが、当時の日本支配層でした。

 検閲官による「同胞監視」で、いったい何人の人生が狂わされたんでしょう。

 現代に目を向ければ、これは秘密保全法成立後の日本の姿の断面に思えてきます。

 権力が勝手に決めた秘密に触れた者は、処罰の対象となってしまう。

 しかも「特定秘密を扱う者」は思想傾向や友好関係まで調べられ、つまりは国民全体が監視の網の目に入っていくことになります。

 もしここで政府が「検閲官」的任務をつくりだしたら‥‥。

 国民にとって重大な情報が秘密になるだけでなく、それを守ろうという権力的発想の延長には、国民監視が待っているでしょう。

 おおげさでなく、過去に日本はそのような時代を経験した、ということを忘れてはならないと思います。

 ぜひ、あなたのまわりでも秘密保護法について話題にしてほしい!

 【今日の句】 権力は 必ず秘密を 持ちたがる

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