2014年2月18日火曜日

奨学金は、銀行ローンと違うんだから

 吹雪かない程度の雪のなか、今日は事務所前での朝宣伝からスタート! 近くの高校で入試もあり、受験生の激励も兼ねました。

 昨日の衆議院予算委員会で、宮本岳志議員が質問した奨学金問題を紹介しました。

 私自身も、まだ奨学金返済の身。

 当時よりも借りる金額が上がり、利子付き返還も増えたことで、卒業時の返済金額が300~400万円とか、大学院まで含めたら1000万円近いという人もいるそうです。

 家計が年々苦しくなっていることからか、貸与者は学生の半分を占める、という調査もあります。

 宮本議員の質問に、麻生財務相は「借りたものは返すのが当たり前」との答弁をしましたが、返済能力以上に借りざるを得ない実態こそ目を向けるべきだと思います。

 そもそも、正規採用が減っているなかで、安定的な返済計画が成り立つんでしょうか。

 学生が学ぶのは、社会に役立つ勉学なのであって、狭い意味で「自分の利益」ととらえる考え方が違うと思います。

 国際社会は、授業料無償化・給付制奨学金が当たり前。

 学生が学ぶことを、社会が保障するのは当たり前、という考えだからです。

 銀行的発想なら「借りたものは返せ」というのが当たり前なのでしょうが、それを学生生活に押し付けることに国際社会は納得しないでしょう。

 宮本議員は、自民党が2012年総選挙のマニフェストに「給付型奨学金の創設に取り組む」と掲げました。

 来年度予算案では、高校生向けの給付制奨学金が盛り込まれました。

 学生や保護者からの、強い要望が反映したものだと思います。

 それならば、大学生の奨学金制度にも足を踏み出す時。

 高校生向けで28億円と計上されていますが、大学生向けには84億円でできると宮本議員。

 受験前の受験生の耳には、このような私の話などあまり入ってなかったでしょうが、落ち着いたときに考えを深めてほしいと願っています。

 会議などの合間に、青山慶二道委員長・真下紀子道議と、高橋はるみ知事へ就任のあいさつにも伺いました。

 知事も忙しいさなかでしたが、オリンピックの話題などで和やかな懇談となりました。

 真下道議も高橋知事も、なんとオリンピックの聖火ランナー伴走などの経験があるとか!

 知られざる一面でした。

 【今日の句】 若者の 情熱だけは 消さないで

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