2014年5月25日日曜日

トヨタから「増税を楽しめ」と言われても

 写真は今日の赤旗日刊紙からのもの。4月23日付「日経」に載った広告で、モヤシを食べて車を買ってくれというわけではないのでしょうが。

 増税分を価格に転嫁できるだけでなく、輸出戻し税によって消費税により恩恵を受けているトヨタに「増税もまた楽しからずや」と言われても、素直には聞けません。

 ムダを省こうと言いたいのなら、わざわざ増税が楽しいだなんて言う必要もないし。

 くどくどと書いてしまいました。

 でも、このまま声が上がらなければ来年は消費税10%。

 またトヨタは、節約のすすめと増税の喜びを勧めてくれるのでしょうか。

 金持ち相手に商売するというのならわかりますが、節約を勧められたら、平均的所得の国民なら車だって買えないでしょう。

 アベノミクスでもうけたと言うなら、その利益を株主に還元するより、法人税で国に納めたらどうなのでしょう。

 「国土強靭化」の名の大型公共事業や、膨れ続ける軍事費にメスを入れていけば、消費税に頼らず当座の財源はつくれる。

 国民にも負担が必要だというのなら、累進課税の強化や、所得増を前提に所得税率の見直しを進めたらいいのでは。

 トヨタさん、増税が楽しいものなら、ぜひ御社から実行していただきたいものです。

 【今日の句】 見直しは 家計より先 政治こそ

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