2014年6月24日火曜日

カジノより大切なものがある

 あるマスコミ記者さんと、北海道にカジノは必要か?との話になりました。高橋知事は推進の構えですが、賭博が禁じられている根本の問題を検討したのでしょうか。

 カジノは明らかなギャンブルであり、もちろん多額のお金が動きます。

 パチンコの例を見ても、けっこう多いギャンブル依存症。

 右のように厚労省調査でも、他国が有病率1%台なのに対し、日本は男性が9.6%と驚くべき数字。

 それがサラ金・クレジット被害につながるわけで、家族崩壊の例だって少なくありません。

 そのような依存症に、厚労省も「現状は適切な治療が受けられる状況にない」と答弁しています。

 先日、アメリカFBIが全米規模で児童買春の被害に遭った子ども168人を救出したと報じられていました。

 温床の1つになっていたのがカジノで、犯罪組織の関与もあったといいます。

 地域活性化を理由にカジノを導入し、地域コミュニティが崩壊したのでは話になりません。

 小樽や釧路で市長さんが前のめりですが、例えば阿寒の観光地で、アイヌ文化とカジノが理念として並びえるのでしょうか。

 北海道の豊かな自然や大地のイメージが、一変してしまうのではないか。

 北海道だけではないですが、とりわけ北海道ではカジノより大切なものがあるはずです。

 高橋知事、そのあたり、どうお考えですか?

 【今日の句】 賭博して 誰が得する 泣きを見る

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