2015年11月4日水曜日

「活躍」以前に「安心」を

 今日の議員会館には、北海道から要請に来られた方が続々。「保育料の大幅値上げ見直し、保育士の処遇改善を」「給付型修習手当を」‥‥安倍首相、この声を受け止めよ!

 北海道でも議員会館でも多くの要望が寄せられるたび、臨時国会を開こうとしない政府・与党の姿勢に腹立たしくなります。


 昨日、日比谷野外音楽堂で「子どもたちによりよい保育を大集会」が開かれ、そのまま国会要請に来られたお母さんや保育士さん。

 実は、その前日から保育料値上げ問題等で政府交渉にも来ていて、その本気度があらためて伝わってきます。

 「政府に『月3万円も保育料負担が増えたら困りませんか』と聞いたら『困ります』と答えるくせに、対応を求めたら何も答えなかった」

 「きょうだいが多いと、誰かが風邪をひけば次々とうつっていく。仕事を休めば家計も苦しくなるし、本当に大変です」

 「若い保育士が次々と辞めていく。給料が低いのが1つの問題で、政府は子育て支援を言うなら保育士の処遇改善を」

 どれもまっとうな意見ですし、4歳の子を持つ私としても納得できる話ばかり。

 日本共産党の国会議員は全員同じ立場ですよと話して、私も力を合わせることを約束しました。

 司法修習生の給付型手当の実現は以前にも書いたことがありますが、これは自民党内でも賛同議員が広がっていて、あとは「その気」になるかどうかまで来ているのです。

 それは当事者や弁護士の声があったからで、今日来られた方も切々と現状を訴えられました。

 「大学で借りた奨学金を、修習貸与金で返す『多重債務』状態です」

 この話に思わずうなりました。

 だって多重債務の相談を受けたら弁護士さんは債務整理を持ちかけるのでしょうが、そちらの世界でこそ多重債務問題が起きるだなんて。

 保育料・保育制度にしても奨学制度にしても、この国は誰のための政治をやっているのかと腹立たしくも情けなくもなります。

 とはいえ泣き言を言うのが国会議員の仕事ではないので、しっかりと実現へ向けて反映させていきたい。

 それだけに重ね重ねになりますが、臨時国会を開こうとしない政府・与党が腹立たしい。

 国会でも力を尽くしますが、世論と運動で安倍政権を追い詰めましょう。

 【今日の句】 活躍を 言うより前に 安心を

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