2016年12月16日金曜日

原発、日ロ首脳会談‥‥

 久しぶりに道庁前の反原発行動へ参加しました。雪が降る氷点下のなかでの抗議行動も、5年も続いてきたんですよね。

 毎週1回、仕事や所用の都合もつけて、雨でも雪でも機材を運び、夜遅くまで片づけもおこないSNSでも拡散する‥‥本当に頭が下がる思いです。

 多くの方に、少しの時間でも参加してほしいし、まわりの方に「原発やめよう」と呼びかけてほしい。

 私のスピーチは、来週に福島の農家のみなさんがおこなう賠償交渉に同席することを紹介しました。

 私が同席するのは何回目くらいですが、福島のみなさんは事故後、10回も20回も上京しては賠償や廃炉を訴えてきました。

 その訴えを聞くたびに「事故さえなければ」「原発さえなければ」との、思いは強まりました。

 ヒューマンエラーの可能性も含めて、原発が完全に安全であることはありえません。

 電力会社も過酷事故の際の対処や、政府も避難計画の策定を自治体に求めるなど、すでに100%安全という「「神話」は成り立っていない。

 一般の火災事故などと違い、原発事故は長期に広大に、賠償費用も廃炉費用も膨大に、国民に大きな被害を及ぼすものが明らかにもなってきました。

 やはり原発は、もうやめるべき!

 ところで安倍首相とロシア・プーチン大統領との会談は、経済協力ばかりが先行し、領土交渉は進展なしとも言える状況で終わりました。

 「経済協力が返還につながる」という理屈は、すでに何年も前から言われてきたこと。

 さらに重大なのは、ウクライナ情勢をめぐってG7が経済制裁のさ中なのに、日本が経済協力を促進するということです。

 結局、領土交渉はほとんど議題に上らず、日本側が理屈として成り立たない経済協力を進めただけの会談だったという印象です。

 領土交渉は粘り強い姿勢と、国際法や歴史的根拠にもとづいて進めなければ、このように譲歩だけを積み重ねることとなってしまうのではないでしょうか。

 日本の、そのような足場のなさがロシア側から見透かされているように思うのです。

 外交の転換にも、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】 苦労こそ 受け止め向かう 政治へと

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