2017年8月29日火曜日

諫早干拓調査は収穫あり

 諫早干拓調査の2日目、目覚めたら北朝鮮の弾道ミサイル発射。容認できるものではなく、厳しく糾弾します。

 以下は、日本共産党・志位和夫委員長名での発表談話です。

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北朝鮮の弾道ミサイル発射に厳しく抗議する――対話による解決に逆行する行為を中止せよ
2017年8月29日  日本共産党幹部会委員長  志位和夫

一、北朝鮮は、本日、国際社会が強く自制を求めているもとで、弾道ミサイルの発射を強行した。これは、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議などに違反する暴挙である。通告なしに日本列島の上空を飛び越える発射は、きわめて危険な行為である。日本共産党は、厳しく糾弾し、抗議する。
 とりわけ、今回の発射は、米国を含めて国際社会が対話による解決を模索しているもとで、それに逆行する性格をもつ行為であることを、強調しなければならない。
一、世界と地域の平和と安定を破壊し、おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならないことを、重ねて強調する。
 北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止することを厳重に求める。国際社会および関係国に対して、経済制裁の厳格な実施・強化と一体に、対話による解決の道を粘り強く追求することを、強く要請する。

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 北海道などで公共交通への乱れや、学校が休校になったところもあったようです。

 このような行為をやめさせる外交努力が必要で、その模索もしていたもとでの北朝鮮からの発射ですから、やっぱり許されるものではありません。

 さて、今日も諫早干拓問題の調査で、瑞穂漁協などでの懇談が中心となりました。

 写真は瑞穂漁協で、もはや1人だけとなったノリ養殖のところ。

潮受け堤防がつくられる前は、ノリ養殖に104人(!)いたとのことで、不漁などを理由に辞める方が相次いだとのこと。

 写真の左手側へ数km先に南部排水門があって、調整池から排水されると潮の流れで直撃するといいます。

 ノリの色落ちや品質低下などの被害は国会でも取り上げられていて、国は再生事業を進めてきましたが効果もなく、漁業者としては「開門が解決策」というのが実感です。

 調査開門をしても変わらないようなら仕方ないとのお話もありましたが、本当に切実な現状にあることを再認識しました。

 農家の方の実態を知る機会もあり、干拓農地の問題を深める必要性も痛感。

 いろいろ伺うなかで、昨日も書きましたが、やっぱり国の責任が大きい。

 農漁共存は可能だし、対話のもとで一致点を見出すことも可能だと確信できたのは大きな収穫です。

 超党派の「公共事業チェック議員の会」として行動できたことも、大きな意味を持ったと思いますし、現地への励ましにもなったのなら幸いです。

 ただいま機内中ですが、東京の方が少しは暑さが和らいでいるのでしょうか‥‥。

 【今日の句】 目覚めなら 平和のもとで 願う朝

2 件のコメント:

  1. ミサイル発射を知らせるスマホの緊急速報で起こされました・・・。

    一体なぜ、自分の首を絞めることが明らかなのに、ミサイルを発射するのか。
    「グアムの周辺に打ち込む」と豪語した手前、示しをつけるためだったのかどうか、よく解りませんが・・・。

    ただ心配なのは、これまでの制裁強化や軍事的圧力で、じつは追い詰められてて自暴自棄になり始めている場合です。
    もしそうだとしたら、さらなる制裁強化などで圧力を強めれば、さらに追い詰められた挙句、自滅覚悟で暴発したら、日本は韓国と共に真っ先に巻き添えを食らう危険が考えられます。

    発射への非難と今後の発射を中止するよう強く求めつつ、なぜミサイル発射を繰り返すのか、何が狙いなのか、さらなる制裁強化よりまず一度、改めて北朝鮮側の言い分を聞き出した上で、どうすべきかを考え、話し合いをするべきだと考えています。

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    1.  匿名さん、コメントありがとうございます。

       北朝鮮の「瀬戸際戦術」は以前からではありますが、核実験やミサイル訓練を連続することは到底許されるものではありません。同時に、米朝間での対話の必要性も国際的に声があがっていて、その立場で日本政府も努力していく必要があると思います。

       いずれにしても暴発や偶然が起きてからでは遅いわけですから。

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