2018年11月12日月曜日

伊達議長との思い出

 毎月11日(今月は12日)におこなっている原発問題全道連絡会の宣伝に、久しぶりに参加しました。まだ札幌の日中は、それほど寒くありません。

 宣伝が終わった後に、泊原発再稼働の反対署名を3人分集めて持ってきてくださった方がいてビックリ! 渡していたチラシのなかに署名用紙も折り込んでいたのですが、それに書いてくださったんです。原発をやめてほしいという声は、やっぱり広くあるんだと実感しました。

 今なお福島では故郷に帰れない方がいます。7年8ヵ月も経っているのに、です。使用済み核燃料の最終処分方法も決まっていません。過酷事故を二度とくり返さないなら、原発そのものを稼働させないことが一番。代替エネルギーや省エネの徹底など、やれることは山ほどあります。あとは政治決断のみ。だから署名の力が大事です。

 これまで泊原発には何億円が使われてきたのでしょう。その間、道民には二度の料金値上げが押しつけられました。経営からしても重荷になっている泊原発は、スッキリあきらめたほうが北電のためにもいいのでは。国の根本姿勢も変えなければいけません。

 今日は定例の街頭宣伝日でもありました。チラシを配っているスタッフへの激励もいただきました。予算委員会が終われば国会のテレビ中継はなくなるため、いまひとつ問題点や論戦の状況も伝わりにくいもの。こういう時に、地道に伝えていく活動の大事さを痛感します。

 さて、自民党・伊達忠一参院議員(参議院議長)が来年の参院選には出馬しないことを明らかにされました。伊達議長のことで覚えているのは、私が初出馬した2007年の参院選。選挙区候補の討論会が終わったあとに、同じく候補者だった伊達議長が「共産党はよく勉強しているなあ」と話されていたことです。たぶん、ご本人は覚えていらっしゃらないでしょう。まだ新人の私にとっては、うれしい一言でもありました。

 衆議院議員に当選してからは院が違うこともあり、ほとんど話す機会もありませんでした。党は違えど、長く政治活動を続けてこられたうえに三権の長としての大役にはご苦労もあったかもしれません(もちろん議会運営には党として多くの意見を述べています)。国会会期末に日をまたぐ本会議も多い参議院だけに、本当におつかれさまでした。

 ともかくも、来年の参院選は安倍政権をかえる大事な選挙戦になります。どのような方々が立候補しようとも、私は地に足のついた訴えを続けてがんばりたい。

 【今日の句】ずいぶんと 前に雪虫 見たけれど

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