2021年1月13日水曜日

掘り下げることの大切さ

 紙智子参議院議員と、北翔大学・山谷敬三郎学長さんを訪ねました。北翔大の前身である道女子短期大学は、紙さんの母校でもあります。学内でのコロナ対策や影響・要望、また菅首相による学術会議の任命拒否についてもうかがいました。

 人数を制限しながら、講義の8割は対面形式でおこなってきた同大学。教官は飛沫防止のアクリル板を持ち歩き、学生にも消毒キットを支給して移動の際に使ってもらうなどの対応をしてきました。第3波の広がりもあり、今は卒業生・修了生を除きオンライン形式とされているそうです。ともかく今年度は苦労の連続だった、その一端をうかがいました。

 「政府は若者へ行動を制限するよう言いますが、自分で判断させることがかわいそうな気がします」と、学生の心情をおもんばかった山谷学長さん。サークル活動にしても、大会は実施されるのに練習環境は限られるなど、悩ましい場面に直面した学生も多いことでしょう。この1年間はガマンの連続だった学生たちの、心の負担についても話題になりました。

 菅首相の学術会議任命拒否については、客観性をもって判断される必要があると指摘されました。「『みんなが言ってるからそれでいい』では危険なことがある、そこから掘り下げていくところに私たちの仕事があります」との言葉には、私も心から同感。学問の領域は尊重されなければなりません。学術会議の自律性も尊重されて当然です。

 青木次郎理事長さんとも短時間ですが、お会いすることができました。「共産党さんが言うように、検査を広げなければならないですね」など激励をいただきました。

 医療・介護の状況を聞きに、道勤医協本部・勤医協福祉会へも足を運びました。感染防止にと短時間の懇談になりましたが、あらためて医療機関への減収補てんは必須だと痛感しました。緊張と疲労のなか1年間働き続けてきた従事者に対し、国が見捨てるようなことがあってはならない。くり返し要求していきたい。

 今日のうちに釧路まで移動し、先ほど到着。思ったより釧路も雪が多いですね。明日は紙智子・岩渕友の両参議院議員と、日本製紙の製紙事業撤退における影響調査です。

 【今日の句】少しだけ 今日は春の日 思い出し

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