2016年10月25日火曜日

TPP審議状況(10/25)

 今日の参考人質疑も賛成枠のみという異常な運営に! 議院運営委員長からも不満が示され、TPP特委員長は円満な運営を言うに至りました。

 昨日の夜に委員長職権で決めた参考人質疑でしたが、参考人の名前を出す締切時間に与党も間に合っていないはずです。

 それだけ拙速で、しかも参考人だって十分な準備ができないでしょうから、いったい何のための参考人質疑なのかとなるではありませんか。

 時間を稼ぐためだけの質疑なら、採決先にありきの「儀式化」と断じざるを得ません。

 民進・共産が抗議し退席した理由は、与野党の合意なく進める運営に対してであって、十分な議論そのものを拒否しているわけではないんです。

 先週同様に、委員長職権で委員会が開かれたことに佐藤勉議員運営委員長からは、歩み寄りがかなわなかったことは不満だ、との表明があったと昼のニュースでも報じられました。

 まさか官邸から横やりが入っているのかわかりませんが、これまでの運営は円満なものとは言えません。

 これらの点を、理事会では私も指摘し続けてきました。

 結局、午前で参考人質疑は終わり、午後の理事会で塩谷TPP特委員長から「円満な運営」に心がける旨の発言があり、これまで残っていた参考人質疑や一般質疑は下記の日程でおこなうことで合意しました。

 ●26日(水)地方公聴会(北海道・宮崎) ※すでに合意済み

 ●27日(木)午前:参考人質疑(農業、食の安全等)、午後:総括的質疑(総理出席、TV中継予定)

 ●28日(金)午前:一般質疑

 なお、28日の午後については、27日の理事会で検討することにしています。

 先だって、日本共産党としても提案をしています。

 TPP協定の重要な内容にそくし、▼SBS問題、経済・金融、医療、ISDS条項、知的財産権、食の安全などについての集中審議や参考人質疑、▼地方公聴会は26日に続いて、東北や新潟などコメどころなどでもおこなうこと--です。

 強行採決など論外ですが、そもそも国民の疑問にこたえる責任が政府にはありますし、そのための充実した審議を国会はおこなうべきです。

 国会前には、連続の座り込み抗議行動。

 私も情勢報告と連帯あいさつをおこなって、国会内を走り回っている毎日です。

 明日の地方公聴会、私は北海道(札幌)会場へ行きます!

 【今日の句】 官邸の 思惑通り 行かせない

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