2018年4月16日月曜日

そこまで墜ちたか

 風がまだ冷たい4月の札幌。それでも宣伝をすれば「がんばって」などの反応が寄せられるほど、今日もひどかった安倍政権。

 朝は定例の札幌駅前で、昼には道原発連といっしょの宣伝でした。泊原発の再稼働反対を知事へ求める署名には、30分間のうちに27名の方がサインされました。北海道新聞の世論調査では泊原発の再稼働を「認めるべきでない」は63%と、これまでの調査でも最多となりました。

 今も福島では故郷に帰れず、北海道へ避難されている方も多くいます。福島の原発事故はまさに現在進行形。原因や収束方法が明らかでないまま再稼働していいのでしょうか。核燃料を燃やした後の「核のゴミ」処理方法も決まっていないし、泊原発は規制委員会から指摘されている活断層問題などに新たな資料を出せていません。原発の是非を脇に置いたにしても、とても再稼働などできる状況にはないでしょう。安全に責任を負える状態とは、とても言えないと思います。

 宣伝から終わってニュースを見ていたら、福田淳一・財務事務次官のセクハラ発言について何と女性記者に対して「不利益が生じないようにする」としつつも名乗り出るように要請するとは、ここまで国の機構が墜ちているのかと愕然としました。まさに国あげてセカンドレイプを実践しているようで、もはや恫喝まがいではないのでしょうか。考えられない。

 イラク日報も明らかになり、宿営地サマワでは「戦闘拡大」とまでの記述があるようです。自衛隊が送られるのは「非戦闘地域」と何度も説明されていたことが、完全に覆っているのではないでしょうか。戦闘地域であれば自衛隊は日本に戻さなければいけなかったはずです。これでは自衛隊員の命に責任を持つ対応とは言えません。

 次から次へと圧力や隠ぺい、改ざんが明るみになってきました。それでいながら誰も責任を取ろうとしないなんて、何が「美しい国」なのでしょうか。真相を明らかにして、早く退陣し新しい政権を!

 【今日の句】記者じゃなく 呼ぶなら真っ先 昭恵氏だ

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